ホイッスルバード あいざわぶん

#坊ちゃん列車 観光業者が赤字補填せよ!

松山市の伊予鉄道株式会社の「坊ちゃん列車・
運行休止問題」に、単なる市民の一人でしかない
わたくし如きでも悶々としている。

事の始まりは昨年10月だった。
松山市に対して伊予鉄の社長が「人手不足」を
理由に11月から運行を休止する、と言ってきた。
市側は、「相談ではなく寝耳に水の状態」と言う。

すると、間髪を入れず、愛媛県知事の中村君が、
「市長は何をやっているんだ!」とばかり、対応の
マズさを指摘したのだった。
中村君が松山市長だった際に金銭的支援をして
まで始めた列車だから、という理由もありそうだが、
愛媛県内でトップ企業である伊予鉄グループとの
政治的な繋がり(政治資金と票のこと)が強いから
だろうと簡単に想像がつくほど伊予鉄寄りの発言
だったのである。

で、松山市は、市民にアンケートした。
質問の仕方は少々不満だが、一応の回答を得た。
冷静に判断して、「これまで市が援助していた金額
支援をしての運行再開なら望む」が80%である。

私の結論は、「無理のない支援であるべきで、観光
業者だけが恩恵を受ける列車なのだから、赤字分
全額を補填してまでは列車は要らない」である。
だから、市民の総意とそんなには違っていない。

市側がアンケート結果を公表したのが先月26日。
そしたら突然、伊予鉄社長が、「人員不足は社員の
賃金を上げることで解決出来るので3月20日から
運行を再開する」と言ってきた。
で、年2.300万円~1億円の赤字なので、補填を
お願いしたい、と言うのである。

「人手不足だから運行休止する」と言ってきたのは
伊予鉄である。
そもそも人手不足になったのは、昨秋から伊予鉄は
週休三日制にしたのが原因だろう。
そして、「休止する」と宣告してきた際の理由は人手
不足で、赤字の話などは無かったのである。
なのに、今度は「運行を是非開始したい」と言い出し、
赤字補填を求め、早急に答えを要求してきたのだ。

それを応援するかの如く、1月31日に中村県知事は
「幾ら議論しても賛否両論はあるものだ。市長が早く
決断を示すべき」と、伊予鉄の後ろから矢を放った。

市民はちゃんと知るべきだ。そして考えるべきだ。

伊予鉄・坊ちゃん列車の累積赤字は14億円以上。
これから必要になる年間赤字額は、最低額として
2.300万円~1億円で、今後は確実に増えるのみ。
それを市民は税金としてずっと求められるのだ。

松山市はクラウドファンディングやネーミングライツを
考えているそうな。
それを私は否定はしないが、坊ちゃん列車の恩恵を
受けているのは、ほぼ観光業者である。
だから、列車の終点駅である道後温泉関係者全てが
先ずはお金を出すべきである。
それを嫌がるなら、廃止してもいい列車である。
赤字物で人を寄せる考えが、そもそもおかしいだろ。

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