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ホイッスルバード あいざわぶん

社会のあらゆる事象にホイッスルを吹く

杵築・別府の旅リポート 最終回

2013-09-21 21:32:00 | ノンジャンル
大分県の杵築市・別府市への旅リポートの
最終回は、出遭った一人の若者のことと、
驚かされた大分県立図書館の話を・・・。

写真1は、大分県佐賀関港に渡るフェリーに
乗る為に、愛媛県佐田岬の三崎港で撮影した
ものだ。
右が私のバイクで、左のバイクは宮城県泉区
のナンバーが付いている。
いかにも若そうな青年に「宮城県から乗って
きたのですか」と訊いてみた。
「実家は仙台ですけど、山形県の米沢市から
来たんですよ」と言う。
彼は山形大学工学部の二年生なのだそうだ。
一気にラーメンと蕎麦の話で盛り上がった。
テントも持たずに、寝袋一つで過ごしてきた
そうな。
二十歳には二十歳の旅がある。
この経験はきっと実になると私は勇気付けた。
船を降りると彼は宮崎方面へ、私は大分方面
へと別れたが、自分の若い頃の旅を思い出し、
しばし若々しい気分に浸っていた。

杵築市から別府に戻る途中に大分県立図書館
があった(写真2・3)。
私は全国の県立図書館の半数以上を見学して
いるので、当然寄り道をした。
全く期待していなかったのだが、その立派さ
に息を呑んだ。
近代的である。
豪華である。
文化の香りがむんむんの図書館である。
山形の文翔館は全国でも立派な方の図書館だが、
残念ながら大分の図書館に軍配が挙がるなぁ。
愛媛県立図書館なんて、下の下である。
松山を「文学の町」だなんて、よく言えたものだ。

さて、明日からの連休をどう過ごすか。
夜になっても決められずに居る。









杵築市(きつき)は風情に溢れる町だった!

2013-09-20 18:41:00 | ノンジャンル
杵築市は別府市からバイクで1時間弱の海辺に
面した小都市だ。
国東半島の南側に位置し、大分空港から近い。
この町は、江戸時代から続く町割りが鮮やかに
残っており、見事というほかはない。
先ずは町の観光用地図を撮影した(写真1)。

海の近くの高台に城があり、城の近くに武家屋敷
が並ぶ。
武家屋敷を南北に分断する谷があり、そこに町民が
家を構えて住んでいるという、とても興味深い町の
造りなのである。

高台にある武家屋敷の地域と、谷間に構える町民が
住む地域を撮影したものを数枚アップしよう。

昔ながらの郵便ポストも健在で、数十年後も残して
ほしいものだ(写真)。

小学校も御覧の通りで、町全体が歴史を意識しての
造りになっている(写真)。

私に遠慮して、家の下を通り過ぎようとする猫。
江戸時代も平成の世も、猫だけは変わらない(写真)。

次回は、大分県杵築市の旅レポートの最終回。
幾つかの話を・・・。



























オバサンは「また見に来るよ」と言った!

2013-09-19 20:27:00 | ノンジャンル
今回は別府温泉の話を・・・。

先ずは別府駅前にで~んと構える油屋熊八翁の
銅像(写真1)を撮影した。
熊さんは愛媛は宇和島出身で、日本全国に別府
温泉の名を知らしめた偉人である。

名前は知っていたが、こんな銅像あったっけ?

かつて当地を訪れた時は電車で来たのであり、
こんなに目立つ銅像があったならば、その時に
気付いている筈だ。
2007年に建てられたと書いてあり、納得。
私が訪れたのは30年以上も昔のことである。
マントにぶら下がっているのは子鬼だそうな。

それにしても、翁の顔に、見覚えがある。
なんか山形のT・O氏に似ているな~!
だがT・O氏は表と裏の顔が違うので、真面目
な翁と同格に扱うのは翁に失礼である。
単に似ているだけ、としておこう。


さて、別府市はそこらじゅうが温泉だらけだ。
市が経営する温泉は100円で入れるが、別府
も財政が大変らしく、設備が酷い。
宿泊先から歩いて約3分の不老温泉は上がり湯
すらない始末で、本当に酷すぎた。

では、もう一箇所はどこの温泉に入ろうか。
考えた末に鉄輪(かんなわ)温泉にした。
鉄輪地区には数十件もの温泉所があるようだ。
そこかしこから湯気が上がり、温泉気分も一段
と高まってくる(写真2)。

原付バイクで見て回り、「むし湯」と書いてある
温泉に入ることにした(写真3)。
恐らく一番高いのだろうが、日本版サウナに興味
があったのだ。

受付で入浴料500円とガウン代210円を払う。
想ったよりも安い。
ガウンを身に着ける前に、風呂場で身体を流す。
今から入る「蒸し湯所」(写真4)の前に行くと、
おばさんから簡単な説明を受ける。
血圧を訊かれたから高血圧だと言うと「じゃあ6分」
と言われる。中で死なれたら大変だからだろう。

ほぼ真っ暗なので「前が見えない」と言うと、手を
取って中に案内された。
床にポコッと出ている石の上にタオルを敷いて枕に
せよと言われる。
前方に脚を伸ばして上を向いて寝ろ、と言われる。
床には薬草が敷かれているので、熱がらずに支持通り
に出来た。
ところが、ガウンの裾が乱れて、ポコチンがはみ出て
いるのを、その時は分らなかった。
「6分したらまた見に来るよ」とおばさんが出た後で、
何気なく下半身に手をやったらポコチンがコンニチハ
をしていた。
「6分したら股見に来るよ」なのか、と笑えてきた。

薄暗い灯りが天井に4か所あるが、やはり暗い。
鼻に当てたいタオルは枕にしているので呼吸がきつい。
だが、75度前後の温度なのだからサウナよりも温度は
低い筈なのだ。
口に手を当てて少しでも呼吸を楽にしていると、外から
タイマーの音が聞こえてきた。
「6分したら股見に来るよ」のオバサンが来て、「大丈夫
ですか。じゃあ、2分後にまた見に来るよ」と言った。

びっしょり汗をかいた後は、温泉にゆっくり入った。
眼鏡をかけてオバサンを見たら60代のようである。
なので、随分と損をしたような気分になった。

外に出て、無料の足湯(蒸し湯)を使っている少年を
撮影した(写真5)。もちろん許可を得てである。
すると絶世の西洋美女が私の隣に来て、興味深そうに
見学を始めた。
写真を・・・と思ったが、無理。撮れない!
では、せめて匂いを・・・と思ったが、無臭!
この美女に「また見に来るよ」と言われたい!

57歳を目前にして、駄目な私である。



次回は、今回の旅のメイン「杵築市観光」の巻を・・・。












別府のゲストハウスは独居房みたいだった!

2013-09-18 20:59:00 | ノンジャンル
ただいま午後5時40分。
帰宅したら不在連絡票が郵便受けに入っていた。
別府のゲストハウスに置き忘れてきたデジカメ
が届いたのだ。
配達人に直接電話したら、午後7時頃に届けて
くれるそうだ。
そしたら写真と文章と同時にアップしよう。

では、その前に文章だけを書いておこう。
今日は宿泊先のことにする。

私が泊ったのは安さで選んでゲストハウスだ。
一泊2500円。
4畳一間でテレビとエアコンと、何故か扇風機
も置かれていた。
シャワーは24時間利用可能で無料。
食事は大きな食堂で自分で作るか、外食になる。

部屋の中は想像と違って、まるで刑務所の独房
みたいである(独房に入ったことはないけど)。
これでトイレがあれば、完璧に独房だろう。

大きなゲストハウスなので、利用客が多かった。
驚いたのは外人さんが多いことだ。
日本人女性だろうと思っていたら、東南アジアの
人たちのようである。
白人女性も居て、彼女らはひと目で判るけれども、
アジア人は会話を聞かないと少しも判らない。
道理で挨拶もしてくれないわけだ(笑)。
東北と違って、西日本は本当に外人が多い。
住んでいる人も、観光客も、である。
これは原発事故とは関係が無いことだ。
だって事故前でも東北では外人を見かけることは
稀だったからね。
不思議な現象である。

次回(明日)は別府温泉の話題にしよう。