上戸うどん店を出て数百メートル国道11号線を引き返し、
どでかい店舗の「武蔵うどん店」に到着(写真1)。
こちらは百人の客が座れるほどのスペースがあり、既に七十人
ほどのお客さんがうどんを啜っている。
この光景はよくよく見ると壮観である。
上戸うどん店と同じく「ぶっかけ小」を注文して麺が入った丼を
受け取り、葱と天糟と出汁を入れ、椅子に座って撮影する(写真2)。
料金は220円也。
コシの強さは同等でしっかりしている。出汁は上戸よりやや薄め
だが、物足りなさは無い。
アッという間に完食して店を出る。
まだまだ食えるので、三軒目に挑戦しようと思って更に国道を
引き返し、香川県と愛媛県の県境にある「鳥越製麺所」に行くと、
なんと、まだ店の前には客が並んでいるではないか!
私は並んでまで物を食う気持ちが無いので、と言うより、さもしい
行動と思っているので、道路の反対側にある道の駅でしばらく時間
を潰すことにした。
目の前に広がる瀬戸の海には島が浮かび、絶景の夕景を看板は
アピールしている。確かに、この風景に沈む夕日の美しさは、
想像するだに楽しくなる。
少しまどろんでもいいなと思い、東屋に腰を下ろして煙草を
呑んでいると、後ろから訛の強い声で話しかけられた。
「大歩危・小歩危はどう行くの?」
「土地の者ではないので道は知らないんです」
「あいや~、みんな知らないんだな~」
手に地図を持っているではないか!貸して下さいと取り上げて
指に示して教えてあげた。
宇都宮から来て、軽自動車で八十八箇所を巡っているのだと言う。
ほぼ丸坊主で無精髭を生やした六十歳ぐらいのオヤジは、たった
数日の一人旅で寂しくなったのか、隣りに座り込んで様々な話を
仕掛けてきた。
・ ・・・ああ、もう逃げられない・・・・
それから延々と話をした頃、遂にオヤジのピースが無くなり、
「買ってくる」と言い出したのを幸いに、私はうどん屋に行く旨
を告げた。でも本当は、もう腹が空いてはいないのだ。
バイクに跨った瞬間、もう食べなくていいやと思い、松山に帰る
ことにした。
ここから帰路95キロである。
事故を起こさずに帰るためトコトコ走るぞと言い聞かせて発進。
15分もしない内に右側の丘の上に川之江城が見えてきたので
バイクを停めてサービス撮影(写真3)。
GSのリッター料金が、どの店舗を見ても142円程度になって
いることに気付いた。この10日間ぐらいで随分と値下げしている
ようだ。家までガソリンも持ちそうにないので給油し、燃費を計算
してみたら、40キロである。前回計算した時は35キロだったので
少し儲かった気分になる。
午後六時に帰宅。
一日遊んでガソリン代を加算しても1000円也。
それで美味いとか不味いとか言ったら罰が中る。
二百円うどんは庶民の味方、として報告終了!



どでかい店舗の「武蔵うどん店」に到着(写真1)。
こちらは百人の客が座れるほどのスペースがあり、既に七十人
ほどのお客さんがうどんを啜っている。
この光景はよくよく見ると壮観である。
上戸うどん店と同じく「ぶっかけ小」を注文して麺が入った丼を
受け取り、葱と天糟と出汁を入れ、椅子に座って撮影する(写真2)。
料金は220円也。
コシの強さは同等でしっかりしている。出汁は上戸よりやや薄め
だが、物足りなさは無い。
アッという間に完食して店を出る。
まだまだ食えるので、三軒目に挑戦しようと思って更に国道を
引き返し、香川県と愛媛県の県境にある「鳥越製麺所」に行くと、
なんと、まだ店の前には客が並んでいるではないか!
私は並んでまで物を食う気持ちが無いので、と言うより、さもしい
行動と思っているので、道路の反対側にある道の駅でしばらく時間
を潰すことにした。
目の前に広がる瀬戸の海には島が浮かび、絶景の夕景を看板は
アピールしている。確かに、この風景に沈む夕日の美しさは、
想像するだに楽しくなる。
少しまどろんでもいいなと思い、東屋に腰を下ろして煙草を
呑んでいると、後ろから訛の強い声で話しかけられた。
「大歩危・小歩危はどう行くの?」
「土地の者ではないので道は知らないんです」
「あいや~、みんな知らないんだな~」
手に地図を持っているではないか!貸して下さいと取り上げて
指に示して教えてあげた。
宇都宮から来て、軽自動車で八十八箇所を巡っているのだと言う。
ほぼ丸坊主で無精髭を生やした六十歳ぐらいのオヤジは、たった
数日の一人旅で寂しくなったのか、隣りに座り込んで様々な話を
仕掛けてきた。
・ ・・・ああ、もう逃げられない・・・・
それから延々と話をした頃、遂にオヤジのピースが無くなり、
「買ってくる」と言い出したのを幸いに、私はうどん屋に行く旨
を告げた。でも本当は、もう腹が空いてはいないのだ。
バイクに跨った瞬間、もう食べなくていいやと思い、松山に帰る
ことにした。
ここから帰路95キロである。
事故を起こさずに帰るためトコトコ走るぞと言い聞かせて発進。
15分もしない内に右側の丘の上に川之江城が見えてきたので
バイクを停めてサービス撮影(写真3)。
GSのリッター料金が、どの店舗を見ても142円程度になって
いることに気付いた。この10日間ぐらいで随分と値下げしている
ようだ。家までガソリンも持ちそうにないので給油し、燃費を計算
してみたら、40キロである。前回計算した時は35キロだったので
少し儲かった気分になる。
午後六時に帰宅。
一日遊んでガソリン代を加算しても1000円也。
それで美味いとか不味いとか言ったら罰が中る。
二百円うどんは庶民の味方、として報告終了!


