環境と温暖化問題に取り組んで痛感したのは、本を読んでも分からないことだらけ。とっつきやすいが取り組むと難しい分野です。
例えば、川霧。気象関係の本を読むと「霧」の種類と発生のメカニズムが写真と共に説明されています。そして別のページで水蒸気が水滴になるメカニズムと計算式も載っています。これを勉強すると川霧は温度と湿度の変化で発生したり発生しなかつたりすることは理解できます。
だが実際の川ではどのような気象変化で川霧が発生するのか。本はそこまで書いていません。川をみていると川霧が発生する日と発生しない朝があります。体感温度としてはそれほど違いません。その違いはおそらく微妙な違いだろうと思いますが気象現象としては大きく違います。そこで正確に温度、湿度、気圧を測ることにしました。
川霧の発生と消滅は水が気体(水蒸気)から液体(水滴)に変化し、あるいはその逆に変化することですから雲の発生メカニズムと同じです。
雲ははるかかなたの頭上で発生し、消滅しますから測定することはできません。しかし川霧は発生渦中に身を置いて温度、湿度、気圧変化を測定できます。何回も何日も川霧の測定・観察をすることになりました。これは霜柱や露の場合も同じでした。1回、2回の測定では分からないことがいっぱいあったし、回数を重ねることでデーターは信頼を増すからです。
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