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男女雇用機会均等法って、その昔「勤労婦人福祉法」なんて名前だったんですね

2016-09-04 06:14:41 | 日記
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律

長い名前の法律ですね。いったいなんの法律なのかわからなくなりそうですが、みなさんおなじみの均等法、男女雇用機会均等法のことです。

私はこの法律ができた当時高1か高2でした。

ある女性教諭が大騒ぎしていて、女子生徒に作文とかを書かせていたのを覚えています。

なので均等法成立は昭和60年前半と思い込んでいました。

ところが、この均等法の下のカッコ書き(成立年が記されている)に昭和47年とあり、不思議~に思っていました。

実は均等法は、昭和47年にできた勤労婦人福祉法という法律の改正法なのですね。

女性だけが対象となっていたこの法律の対象を男性にも広げ、原形をとどめないほどに改正されたようです。

勤労婦人福祉法ってずいぶん古めかしい名称です。

そんなものがあったこと自体知らなかったです。

今あるものを当たり前のように思ってしまいますが、当然ながらそうではないんですね。

育児介護休業法も今じゃ当たり前ですが、年配の人たちが「私たちの時代は~~」と言うのは、当時はなかったからなんですね。

育児休業法は(当時すでに高齢化社会でしたがまだ介護休業はない)1991年にようやくできています。

育児休業と言えば、雇用保険の雇用継続給付から日給の半分ほどがでるものと当然のように思われていますが、制度発足当時はそういった補償はなく、徐々に25%、40%、50%というふうに多くなりました。

今あるものの歴史を知ると先人たちの苦労がわかり、興味深いです。

最近読んだ『均等法をつくる』も、波乱万丈のドラマが描かれていておもしろかったです。

こんなもん意味なーい!と不満タラタラの事柄もその裏事情を知るとまた別のおもいが生じるかも…

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