社労士みょうみょうの“やめない・つづける・はじめる”方法

介護離職や育児離職をしないで
仕事を「つづける」方法を探しましょう!

なにもする気になれないとき、何をする?

2015-07-26 05:16:13 | 日記
なにもする気になれない。これじゃだめだと思ってとにかく取り掛かるが続けられない。

これといった原因はない。

しなきゃしなきゃと焦る気持ちと、できない自分はだめだという嫌悪感で泣きたくなる。

こういうことは程度や頻度の差はあるだろうが、誰にでもあることではないかと思う。

今の私がそうだ…

なんとなく原因はわかっているのだが、どうしてそのことがこれほど自分の生命力を削ぐのかはわからない。たいしたことではないというのはわかる。わかっているのに、体は言うことを聞いてくれない。

自分がこんな状態なので、家族も暗い。せっかくの週末に暗い影を落としている。天気もいいのに…

こういう時はどうしたらいいのか。

落ち込んでいるときに、明るい気分になるようアップテンポな曲を聞いてみる。きっと耐えられないだろう。悲しい気分のときにお笑いのDVDを見たりしても同じだろう。

そもそも受け付けないのだ。

最初にやるべきことは同調である。

以前音楽療法についての本を読んだ時にそのようなことが書いてあり、意外に思った。

元気がないとき、スタミナをつけるため焼肉を食べるがおいしくない。イライラした気分を落ち着けようとしてゆったりした音楽を聞くがよけいにイライラする、すごく腹が立ってる時には懇々と道理を説かれても受け入れられない…のが当たり前なんだそうです。

元気がないときは思う存分暗さを満喫する。イライラしているときはそのイライラを助長するようなことをやる。腹が立ってるときは存分に怒る。

同調が十分だと、そのあとの対処がスムーズにいくらしい。

試してみると確かにその通りだった。

どの程度うまくいくかの保障はないが、一つの方法として知っておくといいかもしれない。

あと精神科医の和田秀樹さんが、どうしてもやる気の起きないとき、落ち込んでいるときの対処法として、「自分が簡単にできることを続けてみる」方法を提案しています。難しい課題はネガティブな精神状態のときにはできません。いくら焦ってもできないのです。

この際、単純作業でもなんでも「自分が簡単にクリアーできること」で気分を高めていくしかないということです。

最悪のコンディションでもある程度のパフォーマンスをこなすことは社会人として当然必要ですが、人間は魔法を使えないですから。

がんばろ。

まだまだ少数派の男性保育士ですが、期待は大きいです。

2015-07-19 04:34:45 | 日記
 男性保育士の姿をチラホラみかけるようになりました。

介護保険制度の始まりで爆発的に増えた男性介護士に比べるとまだまだですが、少しずつ増えてきました。我が家の6歳の娘の担任保育士も男性です。そういえば、保育士養成校の同級生:あおっぺはどうしているだろうか…

今回は東京都内の公立保育園に勤務する男性保育士:加藤さんを紹介します。

加藤さんは、子ども大好き!なるなら保育士!と順調にこの道に進んだわけではありません。

志望の大学に落ちつづけ、夜間大学の教育学科に進学。学費を稼ぐため、昼間はアルバイトを掛け持ちしていました。

何か目標があるわけでもなく、ただ淡々と1日をこなすだけ。それでも彼女ができ、そこそこハッピーな人生を生きていると思っていました。だが、大学3年のときに彼女に突然フラれ、ショックで食欲不振に。あまりの凹みように自分でもその弱さがいやになり、確固たる何かを手にしたくていろんな宗教に手を染めるが何も変わらず。

休学し、テントと寝袋を持ちバイクにまたがって「自分探しの旅」に出かけました。生きる環境が変われば何かが変わると思ったからです。しかし半年後、旅を終えた加藤さんの心はむなしいままでした。何も答えはみつかりませんでした。日常に戻れば前と変わらず、その場で足踏みをしているだけの自分がいる。

しかし、あることがきっかけとなって加藤さんの大学での授業を受ける姿勢が変わりました。使命ある場所で働きたい。そう思い、将来を真剣に考えるようになりました。志望の学科ではなかった教育学ですが、人格の土台は幼児期に形成されるという考えに共感し、幼児教育の道を目指します。

大学卒業後、幼児教育の専門学校で3年間学び、二度目の挑戦で公務員試験に合格。夢への第一歩を踏み出し、保育園勤務が始まりますが…

発達障害やダウン症の子らとうまくコミュニケーションが取れない。明確な答えのない保育の世界。机上と現実のギャップに加藤さんは苦しみます。職場での人間関係にも悩みます。男性は職場でただ一人。気を使う職場環境の中で、先輩から嫌がらせも受ける。朝が来るのが怖くて布団に入れない日もあった。「この仕事向いてないかも…」加藤さんは自信を失いかけていました。

そんななか、「教育は共育(共に育つ)。自分が成長した分だけ、後継の人材も共に成長する」という言葉に出会い、なんとか心を奮い立たせます。

負けるな自分

加藤さんは日記の1ページを丸ごと使い、筆ペンで力いっぱい書き記しました。

現在ゼロ歳児のクラスで奮闘しています。

イクメンがかなり浸透してきて、ベビーカーを押したり赤ちゃんをおんぶする男性を見かけるようになりましたが、プロとなるとまた別です。ゼロ歳児を男性保育士がみているとどこか不安なかんじがしてしまうものです。加藤さんは今も心身共に大変な思いをしていることでしょう。

世間の荒波でさらに強くなっていくことでしょう。

ガンバレ加藤さん

縁した人や仕事を大切にし、目の前のことに全力を尽くすのがイチバン!

2015-07-12 05:26:28 | 日記
女性活躍大作戦で女性の役員就任も増えてきてますが、今回は地道に着々と大出世していった日本生命保険相互会社の執行役員尾田久美子さん(61歳)を紹介します。

週刊朝日6月26日号「フロントランナー女子会」からです。

尾田さんは、高校卒業後地方支社の一般職として日本生命に入社。20年近く事務をやった後、38歳のときに支社の販売促進担当という、本来総合職がやるべき仕事を任される。ここから尾田さんの経歴が動き出します。転勤のない業務職が、今の勤務地を離れて大阪や東京でキャリアアップを図り2年で戻ってくる「ブーメラン制度」を使って大阪勤務を経験。すると今度は大阪の上司から、総合職を受けろと言われて一発合格。全国の支社を転々とし、山形支社には女性初の次長として勤務。定年で実家に戻ろうと思っていたら、執行役員に抜擢されます。

着々と出世街道を歩んだように見えますが、苦労は多かったはず。しかし、尾田さんは「プレッシャーもストレスも感じたことがない」と言います。なぜって「できることしかできない」からだそうです。

「できることしかしない」とは聞くが、「できることしかできない」とは……「できることしかしない」は逆に言えば「できないことはしない」ということだが、これはできることできないことは自分が一番よくわかっているというのが前提である。

尾田さんはさまざまなところに移動させてもらった経験から、自分の頭だけで考えたら無理だろうという異動があるが、それでも人事や上司が内示をくれるということは、1%でも使えると思っているのだから、自分自身がその1%を信じて働こう、置かれた立場の中で、全力を尽くしてやっていこうと思ったそうです。

尾田さんは、入社面接のとき、いつまで働くつもりか聞かれて「5年くらい務めて結婚退職します」と答えています。(かつては、フツーに結婚したらどうするかとか聞かれていたのですね。今はひねって聞かれるのだろうな)

人間の可能性なんて誰にもわからないし、ましてや自分の可能性など自分がわかるはずもないのですね。

縁した仕事や人を大切にして、目の前のことに全力を尽くすしか自分の道を切り開く方法はないのだと思います。

上滑りの女性活躍に踊らされる必要などまったくないのです