北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

北電またもボロボロ

2018-09-22 | 志賀原発

北國新聞(9月22日)

昨日(9月21日)、志賀原発2号機の新規制基準適合性審査会合が開かれた。
適合性審査の入口段階の評価対象とする断層の選定について、3月3日の前回審査会合から約半年の期間を置いての審査(こちら参照)。
この間、すでに対象とすることが決まっている断層の活動性評価の審査が一度行われているが、半年を経て、対象断層の拡大を求める原子力規制庁の担当者に対して、北電がどのような方針を示すか注目されていた。

審査会合の結論は、端的に言えば本日の北國新聞の見出しにある通り。



前回の審査会合では規制委員庁からの指摘を踏まえ、北電は5本の断層を対象とすることにしたが、規制庁はまだそれだけでは不十分と考えていた。
北電の結論は、上の資料の通り、結局5本のまま。
それでも北電は選定の考え方を「変えた」と言う。
それでは何をどう変えたのかと規制委・野田管理官補佐から問われても説明ができない。
冒頭からいきなり強烈なパンチが出た感じ。
その後も、新聞紙面では字数の関係があり書ききれなかったと思うが、各担当者から次々と厳しい指摘が相次ぐ。
北電の小田土木部長はただただ「反省」を繰り返すしかなかった。

「半年間も待ってあげたのになんだこのお粗末な資料は!肝心の考え方は書いてないし、記載内容は間違いだらけだし、私たちが議論するに値する資料を持って来いよな!私たちも忙しいんだぞ!」
という言い方こそしないが、そんな雰囲気だ。

審査会合の様子はこちらから。
北電の説明は2時間28分20秒ころから。
質疑は2時間53分40秒ころから。
興味のある方はぜひ視聴を。
議事録も数日後にはアップされる。

これでもまだ金沢地裁・加島裁判長は規制委員会の審査結果を待つというのだろうか。
まさに時間の無駄。
ただちに結審、判決を!


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