北國新聞(5月20日)
珠洲市議会は今年度、議会モニター制度をスタートさせた。
昨日は第一回の会議が開催され、委員への委嘱状の交付、議会モニターの内容や今後のスケジュールなどの説明があった。
議会モニター制度は2018年12月の定例会で可決・成立した珠洲市議会基本条例に基づく制度で、第11条第5項の「議会は、議会の運営等に関し、市民からの要望、提言、その他の意見を広く聴取し、議会運営等に反映させるため、議会モニター制度を設けることができます。」との規定を受けたもの。
基本条例の制定には私も関わっている。
第11条はパブリックコメントの実施など「市民参加の促進」を規定していて、第5項については、私は「・・・議会モニター制度を設けます」と必置規定にしたかったが、当時の議員間の協議を経て「設けることができます」と後退してしまったという経緯がある。
条例は成立したが、これでは日の目を見ずに終わってしまうのではと若干心配もしながら議員引退後の市議会の取り組みを眺めていたが、条例制定から3年目で制度スタートを迎えた。
県内の議会では、議会改革で全国のトップグループに位置する加賀市議会に次いで2番目の制度導入であり、まずは市議会の対応に敬意を表したい。
問題は、今後この制度を活かしてさらに議会改革を進め、市民の期待に応えらえる議会へと前進できるかどうかだ。
委員は団体推薦の5人と公募の3人の8人で構成される。
募集案内では公募委員は3人程度となっていたが、今度は果たして応募する人はいるのかなと心配になった。
私は心配性である。
ということで私も応募したところ、メンバーに加わることができた。
新制度のスタートに、少しでもお役に立てれば。
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