北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

たたかいは続く

2016-07-11 | 選挙情報
今朝の新聞一面には「改憲勢力3分の2」の大きな見出しが踊る。
今回の参議院選挙の最大の特徴である野党共闘については、「一人区、野党が善戦」「共闘は一定の成果」(以上、北國新聞)、「野党共闘 成果と限界」(北陸中日新聞)と全国的な意義が示される。
福島県や山形県、新潟県など東日本の一人区を挙区を中心に、自民党と競り合った候補の当選が目を引く。
1人区での11勝は野党共闘の継続につながる勝利だと言える。

一方で石川県選挙区については「共闘効果薄く」(北國新聞)、「野党共闘届かず」(北陸中日新聞)と西日本の多くの1人区同様、結果的には厳しい数字が突きつけられた。
しばた未来さんの191,371票は、しばたさん本人の力+「野党+市民の共闘」による新しいたたかいの積み重ねの数字ではあるが、この数字をどのように評価するか、あるいは今回の初めての選挙形態についてどう評価するか、今後のたたかいに向けてしっかり総括していかなければならない。
私なりの捉え方もないわけではないが、まずは選挙戦を担った各政党や団体、さらには市民グループの総括に注目していきたい。

  
     6月24日、輪島朝市通りで

というわけで選挙戦の全体像を分析するわけではないが、数字をながめていて気付いたことを少しだけ紹介。
下は各候補の市長別得票率である。
パッと見て気付くのは川北町を除いた18市町すべてで柴田さんの得票率は30%台。
今回の選挙では、実は私はもっと市町毎に強弱がはっきりするのかと思っていた。
見事に予想ハズレである。

  

下は前回衆議院選挙の近藤和也候補の得票率である。
40%台が多いが、上は60%台、下は20%台まで結構地区ごとの強弱が鮮明に出ている。
ちなみに得票率最下位は対抗馬である北村代議士の地元輪島市。
次が珠洲市。
そして3位が僅差で内灘町。北村代議士の濃い親戚があることも一因か。

  

実は今回の参議院選挙の能登(石川3区)の市町別のしばた票をみると、このワースト3の市町のみが2014年の近藤票を上回るしばた票を獲得している。得票率が高いわけではないが、共闘の効果やしばたさんの知名度不足が語られる中、票を伸ばすとはこれ如何に?
これからのたたかいのヒント、まちの中、数字の中、どこに隠れているかわからない。
改憲阻止!安保法制の発動阻止!そして衆議院解散に備えて、まずはしっかりと今回のたたかいを振り返りたい。


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