石川県教育委員会会議が今日、県庁で開かれた。
北國新聞夕刊によると金田清県教育委員長は冒頭、大阪市立桜宮高校の体罰自殺問題に言及し、「教育は言葉でなされるべきであり、体罰によることはあってはならない」と強調したとのこと。
教育は社会の反映、あるいは教える人の生き様が問われる、言葉だけではないと揚げ足取りをするつもりはない。体罰ではなくまさに言葉によってなされるべきことはいうまでもない。
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教研集会2日目は22の分科会に分かれて討議が続く。
私は昨年に続き「地域・保護者と結ぶ教育」分科会に共同研究者として参加。
県内各支部からから7本のレポートが発表される。
この分科会のレポートは、授業が教室や学校という枠を超え、保護者や地域の人たちとの関係の中でつくり上げられていく豊かな教育実践の報告である。
あらかじめつくり上げられた授業計画のなかで子どもたちが受け身で教えられていくよ . . . 本文を読む
19、20日は金沢市内で石川県教育研究集会。
19日は全体集会と一部の文科会、そして記念講演である。
記念講演は大阪大谷大学教授の桜井智恵子さん。
演題は学校の中と外 -私たちはどこに行きたいのだろう-」
学校や家庭、社会など子どもたちを取り巻く環境について、私たちが当たり前、あるいは当然の前提と思い込んでいることを「それはちょっとおかしいんじゃないかな」と柔らかく、具体的に、 . . . 本文を読む
石川県内で初めての施設一体型小中一貫教育を今春からスタートさせた宝立小中学校の研究発表会がおこなわれた。
多田進郎校長の言葉を借りれば、いよいよ宝立小中一貫教育がベールを抜いたことになる。
宝立小中一貫の特徴は、①従来の6-3制を4-3-2制に変更、②文部科学省特認校として小5からの英語科、小1からの外国語活動を新設、③ふるさと珠洲科の新設、④全教員の小中兼務辞令、の4点にある。
8 . . . 本文を読む
第18回を迎えた飯田風の盆の夜だが、いしかわ教育総研10周年記念集会で金沢へ。
いしかわ教育総研は県教組のシンクタンクとして発足し、11年目を迎えた。
今年度は「教育政策」「地域の教育力」「平和教育」「環境教育」の4つの研究部会を設けているが、毎年、部会ごとの調査研究活動を踏まえた公開研究講座の開催や政策提言、研究成果をまとめた年報の発行などをおこなっている。
私は今年度、教育政策部会と平 . . . 本文を読む
いしかわ教育総研で志賀町教委を視察。
この部屋は志賀原発関連の申し入れでは何度も訪れている会議室である。
前回訪れたのは確か4年前。臨界事故隠し後の再稼働反対の申し入れを当時の細川町長におこなって以来か。
町役場で教育施策全般について穴田教育長らから説明を受けた後、志賀町陸上競技場と高浜小学校を視察。
H15年4月、第3種公認競技場として竣工を向かえた陸上競技場は、全体事業費76 . . . 本文を読む
今日も学校図書館全国集会に参加。2日目も分散会で、各地からの報告を受け、活発な質疑、討論が展開された。
小中学校と高等学校の違いが浮き彫りになり、それぞれの課題を議論する中から、学校図書館の目指すべき方向性や共通する課題について理解を深めた。
高等学校の学校図書館司書は、身分は各都道府県様々だが、基本的には各校にそれぞれ配置されてきた。しかし近年、正規職員の退職補充は非正規職員に、あるい . . . 本文を読む
石川教育総研で白山市教育委員会を視察。
白山市は県に先がけて少人数学級を実施。子どもの権利条例も県内で初めて制定し、その内容は全国的にも高く評価されている。
加えて学校図書館も県下一充実している。
今日はまず2時から松任学習センターで喜田教育長はじめ学校教育課の皆さんから白山市の教育の概要について説明を受ける。
続いて同センター内にある白山市立松任図書館の、そのまた中にある白山市学 . . . 本文を読む
あいにくの霧雨が降る中ではあったが朝8時半から第9回みさき小学校相撲大会が開かれた。
土俵に上がった子どもらのあいさつも元気いっぱい、熱戦が繰り広げられたが、なにより迫力があったのは土俵を囲む子どもらの大声援。雨除けのシートが天幕になっていたため、大々声援となって会場に響き渡った。
以前は女子は徒競走だったが、いまは土俵にあがって相撲をとる。これがまたなかなかの力相撲で、観戦 . . . 本文を読む
うちのそばの(と言っても田舎だから100mほど離れているが)七尾特別支援学校珠洲分校の運動会が晴天に恵まれ開催された。
県立学校なので市議として案内をいただいているわけではないが、賑やかなマイク放送に誘われ顔を出す。
小学部8人、中学部9人、高等部14人の計31人の子どもたちがいる。
教職員の皆さんに加え、保護者の皆さん、ボランティアの皆さんも参加し、地域の方もテントの中で見守る中 . . . 本文を読む
午前10時からみさき小学校の入学式、午後1時半からは三崎中学校の入学式。
新入生は11人である。珠洲一の「大規模小学校」だが全校児童は97人である。
県内初の小中一貫教育としてスタートした宝立小中学校は14人の新入生を迎えたが、市内他の小学校は一桁の新入生である。
「大変やなぁ・・・」
「いつまで学校あるんかなぁ・・・」
など、どうしても悲観的な言葉がまちの中で交わされる。
確 . . . 本文を読む
福島県立双葉翔陽高校の卒業式のニュースが流れる。
原発事故で校舎が使えず、福島県内4つの高校の空き教室を使ってのサテライト授業を受けてきて迎えた卒業である。
県内では星稜高校の卒業式。「仰げば尊し」が流れる。
先日の報道では、中能登町内の全小中学校8校の卒業式で、今年は「仰げば尊し」が復活するそうだ。
北國新聞によると「(中能登町は)世代を超えて歌い継がれた曲こそ、地域一体で子どもたち . . . 本文を読む
11.19教育改革キャンペーン県民集会が昨日(11月19日)は開催された。テーマは「異議あり!教育の政治支配」。
戦後教育を根幹から否定する大阪府教育基本条例案、そして大阪市でも堺市でも同様の条例案が提案され、折りしも大阪では府知事選、大阪市長選のダブル選挙が繰り広げられているということもあり、会場の地場産業振興センター新館ホールは椅子を追加で並べるほどの超満員であった。
澤信俊県民 . . . 本文を読む
大阪市長選挙が一昨日、告示された。
大阪都構想や政治手法などが争点といわれるが、橋下徹候補が大阪府知事時代におこなってきた教育行政も大きな争点の一つである。
橋下候補が「教育改革」の名の下に推し進めてきた「政治による教育の支配」は、大阪府教育委員会はじめ多くの教育関係者が厳しく批判をしたが、その一方でポピュリズム的橋下改革へのい支持が一定の層にあるのも事実である。
問題は決して一大阪 . . . 本文を読む
石川県教育研究集会が21(金)~22日(土)の日程で能美市内で開催された。
私も1日目の全体集会と記念講演、2日目の分科会に参加。
記念講演はNHKの解説委員早川信夫さん。演題は「震災とこどもの学び」。
早川さんは今回の東日本大震災の大きな特徴として被災者の広域避難があると指摘し、子どもたちの学びに大きな影響を及ぼしていると現状を、自ら新潟県内の避難所を聞き取り調査した経験をもとに話し . . . 本文を読む