宇治日和

宇治や城陽にお住まいの方、そしてこれから住まれるお客様のために、ユニティがレアな宇治の情報をお伝えします。

レストラン激戦区

2009-06-30 | グルメスポット
昨年11月に京都のローカルマガジン「Leaf」でも紹介されましたが、京阪宇治駅周辺に次々とレストランがオープンしています。
その中で最もゴージャスなお店はBELLE-EQUIPE(ベルエキップ)。フランスをはじめ東京、大阪、神戸の有名店で修業したシェフが、生まれ育った宇治に戻って開いたレストランです。店構えもテナントではなく、レストランとして新築された庭付きの独立店舗。そのゆったりとした店内で、本格的なフレンチやワインが楽しめます。
気軽に利用したいなら、魚介類をメインにしたランチ(2000円)がお勧め。ただし、ランチもディナーも1テーブル1グループ限定なので予約した方が確実です。


(ベルエキップの店構え)
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ベルエキップから北へ徒歩5分の場所には、La Vita(ラビータ)というイタリアンレストランがあります。こじんまりした店内で、パスタやピザなどが気軽にいただけます。
実はここのシェフはベルエキップのシェフの後輩で、ライバルというよりもお互いに支えあって経営しているそうです。


(ラビータはイタリアン)
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ベルエキップから西へ3分、三室戸駅前には「イタリア食堂QATTRO AMICI(クアトロアミーチ)」があります。ローマで腕を磨いたシェフが敦賀直送の魚介を使った料理を食べさせてくれます。ランチは1,150円から。このお店も上記の2店と交流があり、シェフがお互いの店に食べにいくそうです。


(三室戸駅前のスーパーの2階にあるクアトロアミーチ)
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一番新しいのは、京阪宇治駅から宇治川右岸を少し上流に歩いた所にあるTRE VERDI(トレヴェルディ)。自家製のパンや3~4種類のドルチェの盛り合わせが人気で、開店前から女性客が並んでいることもあります。


(イタリア国旗が目印のトレヴェルディ)
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舌に自信のある方はぜひ一度食べ比べに訪れてみてください。

宇治茶カフェ

2009-06-23 | グルメスポット
おいしい宇治茶が飲める「宇治茶カフェ」に認定された店が宇治市内に4軒あります。この認定制度は「宇治茶の郷づくり協議会」が今年から始めたもので、宇治市以外(京田辺市と木津川市)のお店も2店認定されています。
認定の条件は、①京都府南部の12市町村内に店がある ②抹茶、煎茶など3種類以上の宇治茶メニューがある ③日本茶のインストラクターかアドバイザーがいるなど。
以下、宇治市にある「宇治茶カフェ」4店をご紹介します。まず、「茶匠・ふじ井」。近くの茶園で茶葉も生産しているカフェです。お茶はもちろん、ロールケーキなど抹茶スーツも豊富。


茶匠・ふじ井

その「茶匠・ふじ井」のすぐ近くにあるのが「伊藤久右衛門」。以前、ここの抹茶パフェがTV番組「とんねるずの食わず嫌い王」の手土産ベスト3に選ばれて急にお客さんが増えました。お薄、煎茶、ほうじ茶などのお茶のほか、抹茶系スイーツや茶そばもおすすめです。


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「福寿園宇治工房」は昨年オープンしたばかりのお店。本社は木津川市ですが、サントリーとのコラボ「伊右衛門」が大ヒットして宇治や京都にカフェを設けています。ここの特徴は、お茶づくりや茶碗づくり、お茶のマナーなど体験教室があること。


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最後は「宇治茶道場・匠の館」。ここは京都府茶業会議所が宇治茶をPRするために開設したお店で、お茶の入れ方を教えるのが中心。民間の経営ではないのでリーズナブルな料金でお茶が楽しめます。


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宇治に住むからには、やはりお茶の正しい入れ方や飲み方は知っておきたいですね。ご紹介したお店でぜひマスターしてくださいね。

宇治川の鵜飼

2009-06-16 | イベント
以前ご紹介した県祭り、8月に行われる花火大会など宇治のビッグイベントは夏に多いですが、宇治川の鵜飼もそのひとつ。
鵜飼いと言えば岐阜県の長良川が有名ですが、宇治川の鵜飼が注目されているのは女性の鵜匠が2人もいること。2003年にデビューした澤木万理子さんは全国でも珍しい女性の鵜匠として、時々テレビや新聞に登場します。2006年からは江崎洋子さんも加わりました。



暑い夏の宵は、鵜飼の舟に乗って川風に吹かれながら、烏帽子に腰蓑スタイルの女性鵜匠の手綱さばきと鵜のパフォーマンスで暑気払いしませんか。篝火を炊いた屋形船でのひとときは幻想的で、いい思い出になるはずですよ。
今年は6月13日に始まって9月27日まで催されます。
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宇治検定

2009-06-09 | 文化
「京都検定」が注目されて以来ご当地検定がブームになり、大阪検定も先日公式テキストが発売され、6月21日に第1回目の試験が行われます。
宇治はどうかと言うと、正式なものはありませんが、宇治の大学である京都文教大学が学生プロジェクトとして昨年秋に作成したものがあります。「宇治茶編」と「源氏物語編」に分かれていて、それぞれ10問ずつ計20問作成されています。
その中から5問出題しますので、答えてみてください。正解は最後にあります。


(宇治の茶畑)

①緑茶も紅茶も同じ木の葉からできる   ○か×か
②カフェインが最も多く含まれている飲み物は何でしょう?
A.コーヒー B.玉露 C.紅茶 D.コーラ
③室町時代、味と香りからお茶の種類を当てる「闘茶」という競技がありましたが、現在は何と呼ばれているでしょう?
A.戦茶 B.選茶 C.茶香服 D.茶武道
④「源氏物語」の宇治十帖で、薫の君が浮舟をかくまうように住んでいた小さな家の名前は?
A.寺田屋 B.東屋 C.池田屋 D.北東屋
⑤宇治十帖に「手習い」という帖がありますが、「手習い」とは何のことでしょう?
A.文字の練習 B.経を読む練習 C.歌を詠む練習 D.雅楽の練習


(源氏物語ミュージアム)

一昨年、宇治市議会である議員が「宇治検定」を取り上げたことがありますが、市は積極的には動いていないようです。京都検定も大阪検定も商工会議所が主催ですから、宇治商工会議所が動かないと難しいでしょう。
さて、問題の答です。
①…○(違うのは製造方法)
②…B.玉露(100cc当り150mg、コーヒー40mg、紅茶50~60mg、コーラ10mg)
③…C.茶香服(ちゃかぶき)
④…B.東屋
⑤…A.文字の練習

源氏蛍

2009-06-02 | 自然
宇治川の上流に「蛍塚」という遺跡があります。平家打倒の夢が破れて無念の最期を遂げた源頼政の亡霊が蛍になって戦うという伝説が残っており、「源氏蛍」の名前もここに由来すると言われています。宇治川は昔から蛍の名所として知られ、「蛍合戦」と呼ばれて多くの客を集めたそうです。


(蛍塚の石碑)

さすがに現在は飛ばないようですが、少し離れた志津川地区では今の時期(6月中旬頃まで)蛍が飛ぶのが見られます。年によって差があるようですが、昨年はたくさん飛びました。
宇治川の支流である志津川に架かる小さな橋に立つと、黄色い光が飛んでいるのが見えるはずです。付近の家に迷惑がかからないようにして蛍見物を楽しんでください。


(志津川)

蛍が飛ぶのはこのあたりです → 地図
なお、宇治市植物公園でも蛍が見られ、この時期はナイター開園(夜9時まで)を実施しています。夏の夜、お子様連れで蛍見物はいかがですか。
宇治市植物公園の蛍情報はこちら