宇治日和

宇治や城陽にお住まいの方、そしてこれから住まれるお客様のために、ユニティがレアな宇治の情報をお伝えします。

アマチュアオーケストラ

2011-03-30 | 文化
こちらの都合で掲載が1日遅れました。申し訳ありません。
さて、前回お伝えした「流しそうめん」は見事成功して、3217mの世界記録が樹立されたようです。
今回の情報は音楽関係です。以前、宇治シティーフィルハーモニーをご紹介しましたが、この楽団以外にも宇治市周辺で活動するアマチュアオーケストラがあります。
1月末から2月にかけて3つの楽団の演奏会が行われたのでご紹介します。
まず、1月30日には宇治シティーフィルハーモニーの第57回定期演奏会が宇治文化センターで行われ、ヴァイオリニスト・橋本洋さんを迎えての協奏曲をはじめチャイコフスキーの作品3曲が演奏されました。



続いて2月13日には、墨染交響楽団による第9回定期演奏会が丹波橋の呉竹センターで行われました。この楽団は京都教育大学の音楽の先生や学生を中心に結成され、伏見を中心に活動しています。
今回の演奏会は「京都市地域文化会館フランチャイズ団体市民公開事業」の一環として行われたもの。あまり演奏されることのないベートーベンの交響曲2番と8番が演奏されました。



その翌週の2月20日には、これまで不定期に活動していた京田辺市民管弦楽団の第1回定期演奏会が、JR奈良線・棚倉駅近くにある「アスピアやましろ」で行われました。
曲目は、ヨハンシュトラウスの「美しき青きドナウ」、モーツァルトのピアノ協奏曲第24番、そしてベートーベンの交響曲第5番「運命」。



宇治フィルは毎回前売り500円(当日700円)ですが、墨染交響楽団は毎回無料ですし、京田辺市民管弦楽団も無料でした。アマチュアとは言え、生のオーケストラがワンコインか無料で聴けるのですから、恵まれた音楽環境だと言えます。ぜひ次回の定期演奏会に足を運んでください。
宇治シティーフィルハーモニーのHPはこちら
墨染交響楽団のHPはこちら
京田辺市民管弦楽団のHPはこちら

おもちゃの病院

2011-01-18 | 文化
クリスマスプレゼントやお年玉で買った子どものおもちゃが壊れたりしていませんか?
そういうおもちゃを修理してくれるボランティア団体が、宇治市内にはありませんが、お隣の久御山町と宇治田原町にあります。
まず、久御山町の「おもちゃ病院」。子どもたちに「ものを大切にする心」や「科学する心」を育んでもらう目的で、毎月1回久御山町の公共施設で開催しています。開催日当日は以下の写真のように、7~8人のボランティアが持ち込まれたおもちゃを修理しています。



修理そのものは無料ですが、当然ながら電池代など実費は必要です。また、当日中に修理できない場合は、一旦預かって次回の開催日に受け取ることになります。
久御山の場合は日時や場所が毎回異なるので、以下のサイトを見てから壊れたおもちゃを持ち込んでください。
久御山町おもちゃ病院の情報はこちら



このほか、宇治田原町でも毎月もおもちゃ病院が開催されています。こちらは、毎月第2日曜日の午前10時~正午まで、場所も宇治田原町の中央公民館と決まっています。
宇治田原おもちゃ病院の情報はこちら

うじぶら。

2010-11-09 | 文化
「うじぶら。」という雑誌をご存知ですか? 「宇治・城陽の街を元気にする無料コミュニティー誌」がキャッチフレーズで、分りやすく言うと「ホットペッパー」のようなクーポン雑誌。名前は「宇治をぶらり」に由来します。
その第5号が10月末に発行されました。第4号は200円でしたが、第5号からキャッチフレーズどおり無料になりました。宇治市内の朝日新聞の販売店に行けばもらえます。


(表紙)

B5・16ページのコンパクトな誌面ですが、「宇治・六地蔵・木幡エリア」「木幡・黄檗・三室戸・小倉エリア」「小倉・伊勢田エリア」「大久保・新田・城陽・長池エリア」の4地域に分けて、いろんなお店の割引券が掲載してあります。
10%OFF、入会金1万円が3,000円にとか、5,000円以上で1000円引きとか、いろいろお得なクーポン券がたくさん付いています。利用期限は12月20日までが多いようです。


(中面はお店の紹介とクーポン券)

企画・発行は「宇治まちづくりビジョンの会」。特にホームページはないようですが、編集室の電話番号は0774-20-4119。

抹茶コスメ

2010-06-22 | 文化
女優の真矢みきがテレビCMで「茶のしずく」という美顔石鹸を勧めています。福岡県のメーカーが鹿児島県産の茶葉で作ったコスメティックです。
お茶の本場・宇治にも緑茶成分を使った美顔石鹸を作っているメーカーがあり、「抹茶石鹸」という商品名で販売しています。緑茶にはカテキンやビタミンC、アミノ酸などの成分が含まれていて、美肌・保湿・UVカット・肌の若返り効果があるとか。


(ミニサイズの「抹茶石鹸」。泡立てネット付き400円)

実際に試してみると、泡がクリーミーで細かく、洗顔した後、肌がしっとりします。
このメーカーは「抹茶石鹸」以外にも、抹茶エキス入りのスキンケアクリーム「宇治の花」や緑茶カテキンを使った化粧水なども製造販売しています。


(スキンクリーム「宇治の花」)

ネット通販が中心ですが、宇治橋商店街のスーパー「ナツカ」には専門コーナーがあり、いつでも購入できます。
抹茶石鹸のメーカー「G&S」のウェブサイトはこちら

沖縄の音楽と料理

2010-05-25 | 文化
この春、宇治のハローワークの横に「Waoya(ワオヤ)」というお店がオープンしました。昼は沖縄の楽器・三線(さんしん)を販売し、夜は沖縄の音楽を中心としたライブが行われるというユニークなお店です。


(オリオンビールの旗がなびくWaoyaの店頭)

母体は宇治青年会議所のメンバーが立ち上げたインターネット・プロバイダー会社「ワオネット」。2000年以降、黄檗で三線販売を手がけてきましたが、このたび事業を拡大し、新しい場所でのスタートとなったわけです。
沖縄の有名な職人たちが製作した三線がこんなにたくさん並ぶ店は沖縄にもないそうで、全国から三線ファンが集まるとか。
夜のライブ居酒屋では、オリオンビールや泡盛はもちろん、ちゃんぷる、てびち、ラフテーなど沖縄の家庭料理が味わえます。また、午後7時半からはギター&三線のほかポップス、ジャズなどの生演奏が毎日行われ、7月1日~2日には沖縄民謡の大御所・仲宗根充のライブが予定されています。


(ずらりと並ぶ三線)

面白いことに、宇治と沖縄を結びつけたのは2000円札。今はあまり目にしませんが、表面には沖縄の守礼門が、裏面には源氏物語絵巻や紫式部が描かれています。それが縁になって、代表者が沖縄の音楽に興味を持ったのが宇治で三線を扱うきっかけになったそうです。
暑い夏は、沖縄の音楽や料理を楽しむにはぴったり。ぜひ、一度お出かけください。2000円札を持参して見せると、料金が5%割引になるそうです。
Waoyaのwebサイトはこちら

宇治の楽器メーカー

2009-12-08 | 文化
日本最大の楽器メーカー・ヤマハはバイオリンやチェロなど弦楽器も製造していますが、最も低い音を出すコントラバスは製造していません。そのトップメーカーは、実は宇治市にあります。
そのメーカー・ヒガシ弦楽器製作所の代表者・東澄雄さんが宇治市技能功労者に選ばれました。写真は先月、宇治市産業会館で行われた表彰式の際の実技披露の模様です。


(コントラバスの裏板を削る東さん)

ベニヤ合板による30万円くらいのものから、アラスカ産の木材を使った100万円以上の本格的なものまでグレードもいろいろ。現在、6人の職人さんとともに月に30台~40台を製造されています。


(100万円以上のコントラバス)

また、コントラバス以外にビオラダガンバというバイオリンのルーツとも言うべき珍しい楽器も製造されています。


(バイオリンのルーツ、ビオラダガンバ)

宇治にはこんなユニークな会社もあるんですね。
なお、今年の宇治市技能功労者には東さんをはじめ製茶、造園、大工、理美容などの職人さん17名が選ばれ表彰されました。
ヒガシ弦楽器製作所のwebサイトはこちら

宇治人形

2009-11-24 | 文化
ご存知の方は少ないようですが、京都に御所人形、伏見に伏見人形があるように、宇治には宇治人形があります。
茶葉の栽培ができなくなった古い茶の木を使って、茶摘み姿の女性や宇治川の鵜匠などを彫刻したもので、昔はお茶と並んで宇治の名物でした。


(赤い前垂れに姉さんかぶりの茶摘み姿の宇治人形)

江戸初期、金森宗和という茶人が宇治に隠棲していた頃、茶の木で千利休の像を彫ったのが始まりで、写真のような茶摘み姿の女性を彫り始めたのは上林清泉という茶師。その息子の楽之軒が2代目を名乗る頃には、広く「宇治人形」として知られ、宇治の名物になりました。
往時は皇室や大名、茶人などに縁起物として愛玩され、その後何度か途絶えたものの、現在も細々ながら宇治人形を作り続けている作家がいます。
茶の木は大きく成長しないので、直径は5cmからせいぜい10cm。人形もほとんどが小さい作品ですが、一部にツバキや土で作った大型の人形もあります。


(左が材料の茶の木。直径5cmくらい)

現在は、宇治茶祭りなどのイベントで展示される程度。写真は花園大学で行われた「宇治人形展」で撮影したものです。

「京都みなみい」第2号

2009-07-28 | 文化
以前ご紹介しましたように、宇治をはじめ京都南部を取材エリアとするローカルマガジン「京都みなみい」が昨年11月に創刊されました。その後、第2号の発行が待たれていましたが、今月ようやく書店に並びました。



今回の特集の一つは「友達に教えたくなる地元のうまいレストラン」。編集長と奥さんが自腹で食べ歩き、本当においしいと思った店だけ掲載したそうです。8店中、宇治市のお店が4店。その中には少し前にご紹介した「クアトロアミーチ」も入っています。



もう一つの特集は「京都南部の地震を知る」。宇治市近辺の断層の話や地震が発生したときの行政の対応など、丁寧な取材で身近な情報が網羅されています。
例えば、宇治市が備蓄している食糧は22,000食分で、黄檗断層の地震で予想される避難者33,500人には足りないなど、ドキッとするデータも紹介されています。



こういうローカルメディアは、地元の住民が支えて盛り上げていかなければなりません。みなさんもぜひ書店で購入しましょう。定価は780円。
扱い書店のリストはこちら

宇治田楽

2009-07-07 | 文化
日本の古典芸能である狂言や能よりもさらに古い歴史を持つ「田楽」。平安時代の宇治・白川地区には「本座」と呼ばれる田楽の芸能集団があり、宇治のお祭りをはじめ京都や奈良の祭礼で演じていたと伝えられています。
その後、狂言や能が隆盛をきわめるに従って田楽は姿を消しましたが、平成10年頃から宇治で田楽を復活させようという運動が生まれ、平成13年以降は宇治市民による手作りのオリジナル作品「宇治田楽」として公演されるようになりました。



現在、大人から子どもまで大勢のメンバーが練習し、桜祭りなど宇治のイベントのほか、最近では茨城県の国民文化祭など外部でも出演しています。また、毎年秋には「宇治田楽まつり」を開催しており、今年も10月17日に行われます。
カラフルな衣装を身にまとって楽器を演奏したり踊ったりする様子は、「よさこい」に近い感じと言えば伝わるかも知れません。特に子どもたちには人気で、7月からは月に4回の練習が始まります。



祭りや踊りが好きな方、子どもに何か熱中できることをさせてやりたいという方、一度練習を見学してみてはいかがですか。
宇治田楽まつり実行委員会の公式HPはこちら

宇治検定

2009-06-09 | 文化
「京都検定」が注目されて以来ご当地検定がブームになり、大阪検定も先日公式テキストが発売され、6月21日に第1回目の試験が行われます。
宇治はどうかと言うと、正式なものはありませんが、宇治の大学である京都文教大学が学生プロジェクトとして昨年秋に作成したものがあります。「宇治茶編」と「源氏物語編」に分かれていて、それぞれ10問ずつ計20問作成されています。
その中から5問出題しますので、答えてみてください。正解は最後にあります。


(宇治の茶畑)

①緑茶も紅茶も同じ木の葉からできる   ○か×か
②カフェインが最も多く含まれている飲み物は何でしょう?
A.コーヒー B.玉露 C.紅茶 D.コーラ
③室町時代、味と香りからお茶の種類を当てる「闘茶」という競技がありましたが、現在は何と呼ばれているでしょう?
A.戦茶 B.選茶 C.茶香服 D.茶武道
④「源氏物語」の宇治十帖で、薫の君が浮舟をかくまうように住んでいた小さな家の名前は?
A.寺田屋 B.東屋 C.池田屋 D.北東屋
⑤宇治十帖に「手習い」という帖がありますが、「手習い」とは何のことでしょう?
A.文字の練習 B.経を読む練習 C.歌を詠む練習 D.雅楽の練習


(源氏物語ミュージアム)

一昨年、宇治市議会である議員が「宇治検定」を取り上げたことがありますが、市は積極的には動いていないようです。京都検定も大阪検定も商工会議所が主催ですから、宇治商工会議所が動かないと難しいでしょう。
さて、問題の答です。
①…○(違うのは製造方法)
②…B.玉露(100cc当り150mg、コーヒー40mg、紅茶50~60mg、コーラ10mg)
③…C.茶香服(ちゃかぶき)
④…B.東屋
⑤…A.文字の練習