宇治日和

宇治や城陽にお住まいの方、そしてこれから住まれるお客様のために、ユニティがレアな宇治の情報をお伝えします。

受験生を応援

2010-12-21 | イベント
受験シーズンの真っ最中ですが、宇治市植物公園が受験生を応援するおもしろい企画を実施しています。「合格応援」と題して、園内で合格に因んだ植物を紹介しているのです。
まず、入場する際に希望者にはヤマコウバシの葉をパウチした栞を配布しています。落葉樹なのに冬でも落葉しないので、試験に落ちないおまじないになるというわけです。
ローズマリーの枝も配っています。その香りが記憶力と集中力を高めるので、古代ギリシャの学生も頭に一枝挿して勉強したそうです。


ヤマコウバシの栞とローズマリーの枝

さらに、合格電報の文面「サクラサク」にちなんで、冬に開花する桜を紹介しています。この季節に花を咲かせる十月桜や冬桜、子福桜といった園芸品種の桜が園内でも開花しており、入場時に配布される案内地図を頼りに歩くと見られます。


春と初冬の2回開花する十月桜


冬桜も開花

また、温室には鸞凰玉というサボテンがあり、上から見ると五角形に見えるので「合格」に因んで紹介されています。
合格祈願のひとつとして宇治市植物公園を訪れてみてはいかがでしょうか。
なお、ヤマコウバシの栞やローズマリーは数に限りがあるので、事前に確認してください。電話は0774-39-9387(咲く草花)

兎の神社

2010-12-07 | 穴場
来年の干支は兎ですが、宇治には兎にちなんだ神社があります。世界遺産として知られる宇治上神社の隣にある宇治神社を訪れると、まず手水鉢の兎が迎えてくれます。普通の神社では龍の口から水が流れ出ていることが多いですが、この神社では兎の口から水が出ています。


兎の手水

言い伝えによると、宇治神社のご祭神である莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)が皇位を兄(仁徳天皇)に譲って河内の国からこの地に向かう途中、道に迷って困っていると、一羽の兎が現れて莵道稚郎子を振り返り振り返り道案内をしたそうです。


絵馬の図柄も兎

この伝説から、宇治神社のシンボルが「見返り兎」になっています。宇治に莵道(とどう)という地名が残っているのもこの伝説に由来するのかも知れません。


本殿

年賀状のネタに使えるかも知れませんね。あるいは、兎年の初詣に宇治神社へ参拝するといいことがあるかも。


見返り兎のおみくじ