宇治日和

宇治や城陽にお住まいの方、そしてこれから住まれるお客様のために、ユニティがレアな宇治の情報をお伝えします。

宇治川マラソン

2009-02-24 | イベント
先日の日曜日、恒例の宇治川マラソン大会が行われました。今年で26回目。ランナーの間では歴史のある大会として知られているようで、毎回全国から約2000人が参加します。
フルマラソンはなく、ハーフ、10km、5kmの3種目。それぞれコースは違いますが、スタートとゴールは太陽が丘運動公園。ハーフでは宇治橋商店街や宇治川右岸のほか平等院、三室戸寺、黄檗山万福寺の周辺もコースになっていて、宇治の主要な観光ポイントを眺めながら走り抜けます。


(トップ集団は高校などの陸上部の選手)

制限時間はハーフが2時間10分、10kmが65分。老若男女それぞれの体力に合わせて走りをエンジョイされています。
最新のランニングウェアでビシッと決めた人、Tシャツ&ジャージー姿の気軽な人、中にはプロレスラーのマスクを被ったオチャラケ派の人も走っていました。


(いろんな人が楽しみながら走る中盤グループ)

数年前は雪に降られたこともありましたが、今年は晴天に恵まれ、沿道で声援を送る市民も多かったようです。ランニングやジョギングを楽しんでおられる方は、来年ぜひ挑戦してください。

茶団子3兄弟

2009-02-17 | グルメスポット
宇治のお菓子といえばやっぱり茶団子。平等院周辺ではあちこちのお土産物屋さんで販売しています。
普通は抹茶入りの緑色の団子ですが、京都巽庵というお菓子屋さんが3色の茶団子を販売しています。黄色、緑色、茶色の3つの団子を串に刺した「茶だんご田楽 宇治三昧」。黄色は煎茶、緑色は抹茶、茶色はほうじ茶の香りと味が楽しめます。


(1串120円)

この3色茶団子を有名にしたのは大リーグ(ボストン・レッドソックス)のピッチャー、岡島秀樹。「とんねるずのみなさんのおかげでした」に出演した際、お土産にこの茶団子を取り上げたのです。岡島選手は伏見区出身なので、宇治の茶団子をよく知っていたのでしょう。
普通の茶団子はバラバラで箱に入っていますが、この3色茶団子は串に刺してあります。「茶だんご田楽」というネーミングはそこに由来します。また、宇治で復活した伝統芸能「田楽」にもちなんでいます。
以前「団子3兄弟」という歌が大ブレークしましたが、こちらの「茶団子3兄弟」はブレークするでしょうか。岡島選手のように、手土産にぜひどうぞ。
京都巽庵さんのwebサイトはこちら

京都みなみい

2009-02-10 | 文化
『月刊京都』や『Leaf』など京都市をベースにした雑誌はありますが、宇治市をベースにした雑誌はありません。ところが、昨年11月に新しい雑誌が創刊されました。名前は『京都みなみい』。
宇治市だけでなく伏見区、山科区、南区、城陽市、向日市、長岡京市など、要するに京都駅よりも南のエリアが対象。京都南部の「南」、皆(mina)と私(me)、関西弁の「皆見い」という意味を込めてこの名前になったそうです。



巻頭では「京都南に暮らす人が京都南を知り、考え、行動する。そんな切っ掛けになるライフマガジンを創刊します。」と宣言しています。
創刊号の特集は「京都南部で田舎暮らし」。京都市から宇治市笠取に移住した家族をはじめ3組の田舎暮らし家族が登場します。また、視覚障害者がお寺(京田辺市の一休寺)を訪れてレポートするという画期的な試みもあります。


(視覚障害者の訪問レポートは新鮮!)

そのほか京都南部で活動しているNPOや音楽グループ、京都南部のパワースポットなど、なかなか力のこもった充実した内容。宇治をはじめ京都南部で暮らす人にとってはありがたいピンポイントの情報が満載されています。
現在は季刊ですが、今後は隔月刊、さらに月刊にしたいと編集長は意気込んでいます。宇治市内の5つの書店をはじめ約40の書店で扱っていますので、ぜひ一度手にとってご覧ください。総ページ数は84ページ、値段は780円(税込)です。
書店のリストおよび本誌のウェブサイトはこちら

日本最古の橋

2009-02-05 | 文化
ほとんどの宇治市民がご存知ないようですが、宇治には日本最古の橋があります。
丸木橋などは除いて一定の構造物としての橋、しかも記録に残っていて、なおかつ現在も(代替わりはあるものの)使われている橋としては、宇治川に架かる宇治橋が最も古いそうです。
記録上では宇治橋よりももっと古い「猪甘津(いかいつ)の橋」という橋が大阪にあったようですが、現在は残っていないので日本最古の橋は宇治橋ということになります。


(日本最古の橋、宇治橋)

宇治橋の近くに「橋寺」というお寺があり、その境内から由来を記した石碑が出土しました。それによると、道登(どうと)というお坊さんが、増水すると流れが速くて馬や船では渡れずに困っている旅人を見て、橋を架けようという大願を抱き、浄財を集めて架橋に着工。いろいろな悲しい伝説を生みながらも、大化2年(646年)に完成したとか。約1360年の長い歴史を誇っているわけです。


(宇治橋のたもとにある橋寺。由来を記した石碑が残っています)

その長い歴史の中では何度も洪水や戦で壊れ、その度に再構築されたでしょう。現在の橋も道路拡幅のために1996年に架け変えられました。先代の宇治橋は鉄製(現在は木製)でピンク色。現在も東詰に一部が残っています。


(先代の宇治橋の一部)

今度、宇治に来られたら、ぜひ「日本最古の橋」を渡ってくださいね。