宇治日和

宇治や城陽にお住まいの方、そしてこれから住まれるお客様のために、ユニティがレアな宇治の情報をお伝えします。

沖縄の音楽と料理

2010-05-25 | 文化
この春、宇治のハローワークの横に「Waoya(ワオヤ)」というお店がオープンしました。昼は沖縄の楽器・三線(さんしん)を販売し、夜は沖縄の音楽を中心としたライブが行われるというユニークなお店です。


(オリオンビールの旗がなびくWaoyaの店頭)

母体は宇治青年会議所のメンバーが立ち上げたインターネット・プロバイダー会社「ワオネット」。2000年以降、黄檗で三線販売を手がけてきましたが、このたび事業を拡大し、新しい場所でのスタートとなったわけです。
沖縄の有名な職人たちが製作した三線がこんなにたくさん並ぶ店は沖縄にもないそうで、全国から三線ファンが集まるとか。
夜のライブ居酒屋では、オリオンビールや泡盛はもちろん、ちゃんぷる、てびち、ラフテーなど沖縄の家庭料理が味わえます。また、午後7時半からはギター&三線のほかポップス、ジャズなどの生演奏が毎日行われ、7月1日~2日には沖縄民謡の大御所・仲宗根充のライブが予定されています。


(ずらりと並ぶ三線)

面白いことに、宇治と沖縄を結びつけたのは2000円札。今はあまり目にしませんが、表面には沖縄の守礼門が、裏面には源氏物語絵巻や紫式部が描かれています。それが縁になって、代表者が沖縄の音楽に興味を持ったのが宇治で三線を扱うきっかけになったそうです。
暑い夏は、沖縄の音楽や料理を楽しむにはぴったり。ぜひ、一度お出かけください。2000円札を持参して見せると、料金が5%割引になるそうです。
Waoyaのwebサイトはこちら

姉妹都市

2010-05-11 | 行政
宇治市の姉妹都市は現在3つ。高級紅茶の産地であるスリランカのヌワラエリア市が最初で、その後、中国の咸陽市、カナダのカムループス市が加わりました。
その中で最も交流活動が活発なのはカムループス市。冬季オリンピックが開催されたバンクーバーと同じく、ブリティッシュコロンビア州にあります。
宇治市の学校に英語指導助手(AET)として現地から3人が招かれており、4月17日に行われた国際交流講演会では、その3人がカムループス市を紹介しました。


(4月17日に行われた国際交流講演会)

また、2年に1回公式訪問団を交互に派遣し合っているほか、夏休みには宇治市の中学生10人が現地を訪れており、これまでの20年間に千数百人の宇治市民が訪問しているそうです。
さらに、宇治市植物公園の前の道は「カムループス通り」と名づけられ、10本のトーテムポールが建っています。


(カムループス通りのトーテムポール群)

現在、4番目の姉妹都市としてハンガリーのペーチ市との交流が進んでいます。あまり聞いたことのない名前ですが、2010年の欧州文化首都に選ばれた歴史と文化のある街。
今年3月末にはペーチ市の文化担当者が宇治市を訪れて市長と会談したり、市民レベルでの交流が進んでいることから、市制施行60周年を迎える来年には姉妹都市提携が実現するのではないでしょうか。