宇治日和

宇治や城陽にお住まいの方、そしてこれから住まれるお客様のために、ユニティがレアな宇治の情報をお伝えします。

野菜のアウトレット

2009-04-28 | 穴場
毎日の食費は少しでも安くしたいですよね。その一つの方法が野菜のアウトレット、つまり直売所の利用です。
スーパーの野菜に比べると形が不ぞろいであったり、土がついていたりますが、値段が安く新鮮なところが魅力。今日は宇治周辺の野菜の直売所をご紹介します。
まず、宇治市内で定期的に行われているのは「あさぎり市」。植物公園の駐車場で毎月第4日曜日の午前10時~12時に開催されています。扱い商品は野菜、花、お茶、加工食品など。500円以上買えば、植物公園の駐車代が無料になります。


(あさぎり市)

隣町の宇治田原町の「くれどき市」も人気で、毎週土曜日の午後1時に開店しますが、30分前から大勢の人が並びます。キャベツが高騰した時期にはお好み屋さんが大量に買っていくなど、業務用の仕入れにも利用されているようです。場所はJAやましろ宇治田原支店横の広場。
城陽市には水曜日~日曜日の朝9時~夕方4時まで開いている「城陽旬菜市」があります。野菜、玉子、花、時期によっては城陽の特産品イチジクも販売されます。場所は「文化パルク城陽」の南側。


(イオンSCにある旬菜の里)

(旬菜の里の店内)

年中無休の直売所もあります。国道1号線沿いのイオンショッピングセンター(ジャスコ)の駐車場内(北東)にある「旬菜の里」。久御山町の農協が運営しているお店で、野菜、米、花、漬物などを扱っています。朝9時~夜7時まで開いているので便利ですが、早い時間の方が品揃えは豊富です。
毎日開いていることや、品数が多いことなどから人気があるようで、年間売上は1億円だそうです。

宇治市のシンボル

2009-04-21 | 自然
各自治体はシンボルとなる木や花を定めています。例えば、京都府は木が北山杉、花が枝垂れ桜。京都市は木に枝垂れ柳、高尾カエデ、桂、花にツツジ、椿、里桜と3種類ずつ制定しています。
では、宇治市の木は何でしょう? 普通に考えればやはり茶の木でしょうが、違います。
宇治のシンボルツリーはイロハモミジ。呼び名は異なりますが、植物学的には京都市の高尾カエデと同じです。宇治には紅葉谷(もみじだに)や興聖寺など紅葉の名所がいくつかあるからでしょう。


(興聖寺の紅葉は京都府自然200選のひとつ)

一方、宇治市の花はヤマブキ。ちょうど今ごろ、あちこちで黄色い花を咲かせています。宇治川河畔に自生することや、芭蕉が「山吹や 宇治のほいろの 匂ふ時」と詠んだことに因んで制定されました。「ほいろ(焙炉)」とは茶の葉を炭火で乾燥させる道具。


(宇治市の花はヤマブキ)

茶の木は宇治市では「宝木」という別格扱いになっています。葉っぱのイメージしかないですが、ツバキの仲間ですから冬に白い花を咲かせます。
宇治市役所の前や宇治橋の歩道沿いに茶の木が植えてありますから、一度ご覧になってください。


(茶の花は冬に開花します)

ペットボトルの宇治茶

2009-04-14 | 文化
そろそろ冷たい飲み物が恋しい季節。ペットボトルのお茶もすっかり定着し、中には宇治のお茶屋さんの名前で人気を集めているブランドもあります。
有名なところでは、サントリーの「伊右衛門」(福寿園)、コカ・コーラの「綾鷹」(上林春松本店)、JTの「辻利」(辻利一本店)。でも、この中には宇治のお茶屋さんではないものもあります。



テレビCMでは、美しい景色をバックにもっくんとりえちゃんが京都弁で会話する「伊右衛門」。あれを見ると京都か宇治のお茶屋さんと思いますが、福寿園は奈良県に近い木津川市の会社。昔のロゴには「京都・山城」と記してありますが、ペットボトルには何故か「京都」としか書いてありません。
真田広之がCMに登場する「綾鷹」は上林春松(かんばやししゅんしょう)本店に昔から伝わる玉露の商品名。茶道を嗜む方はご存知と思いますが、宇治茶の老舗の中でも特に格上のお店です。宇治橋商店街にある本店には「上林記念館」というお茶のミュージアムがあります。
「辻利」は各地に分家があり、抹茶スイーツで有名な祇園辻利もその一つ。宇治茶と他の食品とのコラボレーションに積極的で、抹茶入りのお菓子や麺類などを開発しています。



以上は全国ブランドですが、宇治オリジナルのペットボトルのお茶があります。京都府茶協同組合が販売している「碾茶入り宇治茶」。碾茶(てんちゃ)とは抹茶の原料。現在は「源氏物語千年紀」にちなんで絵巻物のラベルになっていますが、千年紀は3月末で終了したので、このラベルにはもうすぐお目にかかれなくなります。
コンビニやメーカー系の自販機では売っていませんが、宇治の観光スポット、市や府の施設にある自販機などで売っています。宇治市民はぜひ地元オリジナルのお茶を飲みましょうね!

花寺

2009-04-07 | 穴場
前々回のお花見情報に続いて、花が好きな方のためにとっておきの場所をご紹介しましょう。
平等院の対岸に恵心院(えしんいん)という小さなお寺があります。源氏物語にもモデルとして登場する由緒ある寺院です。
ここのご住職は花がお好きで、境内にさまざまな植物を植えておられます。以下の写真はこれから初夏にかけて恵心院で見られる花です。


(今頃~4月中旬は参道のヤマブキが見事)


(5月中旬に咲くカラタネオガタマ。バナナのような甘い香りがします)

宇治で「花の寺」と言えば、サツキとアジサイで有名な三室戸寺がありますが、こちらは観光客向け。シーズンになるとたくさんの人で賑わいます。
花が好きな地元の人は、観光客が訪れないこの恵心院で静かに四季の花を愛でています。小さな植物園、といった感じのお寺です。


(5月下旬~6月上旬に咲くブラシノキ)


(バイカウツギも5月下旬~6月上旬)

このほかにもさまざまな花が見られます。入山は無料ですが、あくまでもご住職が個人的に丹精されている庭なので、観光寺院ではなく、ガーデニングを見せていただくというスタンスで楽しんでください。駐車場はありませんが、北隣に市営の駐車場があります。
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