宇治日和

宇治や城陽にお住まいの方、そしてこれから住まれるお客様のために、ユニティがレアな宇治の情報をお伝えします。

花灯路

2008-12-29 | イベント
京都では清水界隈や嵐山の花灯路が人気を呼んでいますが、宇治でも花灯路が開催されています。一つは、10月の「京都・宇治灯り絵巻」。
宇治橋上流の塔の島とその両岸の散策路2.2kmに約400個の源氏絵巻灯籠が設置され、いつもと違う幻想的な風景が浮かび上がります。前回ご紹介した世界遺産の宇治上神社では夜9時までの夜間拝観があり、源氏物語ミュージアムも夜9時までオープンしています。


(太陽が丘merry花灯路の灯りのモニュメント)

もう一つは、クリスマスシーズンに行われる「太陽が丘merry花灯路」。京都府最大の運動公園・太陽が丘にたくさんの灯篭や芸術系大学の学生による灯りのモニュメントが設置され、京都のFM局α-STATIONによるライブステージや各種のイベントが開催されます。


(ライブステージではダンスや音楽が…)

今年も24日と25日に開催されました。25日は夕方まで雨が降っていたものの、開催時刻の6時には止み、次々に若いカップルや子連れの家族が参加。それぞれがライブを見たり、写真を撮ったり、お茶を飲んだりして楽しんでいました。
普段は駐車料500円のところ、このイベントの間は無料。もちろん、ライブも無料。宇治市民にはうれしいクリスマスプレゼントです。

もう一つの世界遺産

2008-12-24 | 穴場
宇治には世界遺産が二つあります。一つは、言うまでもなく平等院鳳凰堂。10円玉の裏でお馴染みのお寺です。
もう一つは、知る人ぞ知る宇治上神社。宇治川を挟んで平等院の対岸に位置する小さな神社です。国宝にも指定されています。



この名もない小さな神社がなぜ国宝や世界遺産に指定されたかと言うと、日本最古の神社だからです。「日本最古は伊勢神宮とか出雲大社じゃないの?」と思われるでしょうが、伊勢神宮は20年に一度建て替えますし、出雲大社も過去に焼失して再建しているので最古ではありません。
現存する神社建築としてはこの宇治上神社が最も古いのです。2004年に奈良文化財研究所が行った調査では、1060年に建築されたことが判明しました。
この神社で挙式されるカップルもあります。世界遺産で結婚式って、いい思い出になるでしょうね。
来年の初詣にぜひお参りください。

ご当地ソング

2008-12-16 | 文化
宇治にもご当地ソングがあります。
その一つは、『宇治の栞(しおり)』。大林幸二という演歌歌手が歌っています。季節に合わせた観光案内になっているので、長くなりますが歌詞を4番まで引用します。

(1番)
宇治の春なら 塔の島 夜桜映える 花堤
ぼんぼり灯りに 誘われて 寄り添い歩いた 桜町
貴方を見送る 宇治橋辺り 三の間見れば おぼろ月
(2番)
宇治の夏なら 中州から 夜空に輝く 恋花火
宇治川 かがり火 鵜飼い舟 きらきらときめく 甘い夢
貴方と出逢った 宵待ち橋は 炎が彩る 燃えた恋
(3番)
宇治の秋なら 興聖寺 香りに包まれ お茶まつり
琴坂 やまぶき かえり花 式部を忍ばす 悲恋町
貴方を慕って 貴撰の山へ いろは紅葉の 夕景色
(4番)
宇治の冬なら 川宿で 静かに語らう 雪見酒
二人を見守る 鳳凰に 幸せ祈るは 平等院
貴方と見つめる 夜明けの霧も やがて流れて 春を呼ぶ


(『宇治の栞のカセットテープ)

1番は宇治川の塔の島で開催される桜祭りを、2番は花火大会や鵜飼いを、3番は紅葉の名所・興聖寺やお茶祭りを、4番は平等院を歌っています。なかなかよくできた歌ですが、全国的にはまったくヒットしませんでした。
なお、歌手の大林幸二さんは前回ご紹介した「FMうじ」で、週1回レギュラー番組を担当されています。

もう一つ、これよりもう少しメジャーな『宇治川哀歌』があります。何がメジャーかと言うと、歌手が香西かおり、作曲が最近『吾亦紅(われもこう)』を自ら歌って大ヒットさせた杉本真人。豪華なメンバーでしょう?
でも、テレビで何度か歌われたものの、残念ながらヒットするまでには至りませんでした。
『宇治川哀歌』はこちらでメロディと歌詞が鑑賞できます。

宇治の新聞とラジオ

2008-12-10 | 文化
当社ホームページの「宇治ガイド」でもご紹介しているように、宇治では『洛南タイムス』と『城南新報』という2つのローカル新聞が発行されています。
どちらもタブロイド版8ページの日刊紙で、宇治市にオフィスを置き、城陽市や京田辺市、宇治田原町などいわゆる山城エリアをカバーしています。


(11月29日発行の『洛南タイムス』)

新聞としては超マイナーな存在ですが、全国紙の地方版や京都新聞には掲載されない地元のディープな情報が得られます。また、少年野球の試合結果とか地元のボランティグループの活動、小さな催事などコミュニティ感覚の身近なニュースが掲載されています。
狭いエリアですから、掲載されるニュースはほとんど同じ。宇治市になぜ新聞社が2つも存在するのか分りませんが、連載記事やコラムで独自性を出しそれぞれに棲み分けているようです。


(同じく11月29日発行の『城南新報』)

ちなみに、写真の新聞では宇治市長選挙の告示を報道していますが、12月7日の投票では予想通り現職の久保田市長の4選が決まりました。
宇治のローカルメディアには、もう一つ「FMうじ」(88.8MHz)があります。大阪や京都のラジオのように有名なタレントやアナウンサーは出演しないものの、身近な地元の情報を伝えながらさまざまなジャンルの音楽を流しています。
宇治に引越しされたら、ぜひ地元のローカルメディアでレアな情報を入手してください。
『洛南タイムス』のwebサイトはこちら
「FMうじ」のwebサイトはこちら
『城南新報』はwebサイトを開設していません