ほとんどの宇治市民がご存知ないようですが、宇治には日本最古の橋があります。
丸木橋などは除いて一定の構造物としての橋、しかも記録に残っていて、なおかつ現在も(代替わりはあるものの)使われている橋としては、宇治川に架かる宇治橋が最も古いそうです。
記録上では宇治橋よりももっと古い「猪甘津(いかいつ)の橋」という橋が大阪にあったようですが、現在は残っていないので日本最古の橋は宇治橋ということになります。
(日本最古の橋、宇治橋)
宇治橋の近くに「橋寺」というお寺があり、その境内から由来を記した石碑が出土しました。それによると、道登(どうと)というお坊さんが、増水すると流れが速くて馬や船では渡れずに困っている旅人を見て、橋を架けようという大願を抱き、浄財を集めて架橋に着工。いろいろな悲しい伝説を生みながらも、大化2年(646年)に完成したとか。約1360年の長い歴史を誇っているわけです。
(宇治橋のたもとにある橋寺。由来を記した石碑が残っています)
その長い歴史の中では何度も洪水や戦で壊れ、その度に再構築されたでしょう。現在の橋も道路拡幅のために1996年に架け変えられました。先代の宇治橋は鉄製(現在は木製)でピンク色。現在も東詰に一部が残っています。
(先代の宇治橋の一部)
今度、宇治に来られたら、ぜひ「日本最古の橋」を渡ってくださいね。
丸木橋などは除いて一定の構造物としての橋、しかも記録に残っていて、なおかつ現在も(代替わりはあるものの)使われている橋としては、宇治川に架かる宇治橋が最も古いそうです。
記録上では宇治橋よりももっと古い「猪甘津(いかいつ)の橋」という橋が大阪にあったようですが、現在は残っていないので日本最古の橋は宇治橋ということになります。
(日本最古の橋、宇治橋)
宇治橋の近くに「橋寺」というお寺があり、その境内から由来を記した石碑が出土しました。それによると、道登(どうと)というお坊さんが、増水すると流れが速くて馬や船では渡れずに困っている旅人を見て、橋を架けようという大願を抱き、浄財を集めて架橋に着工。いろいろな悲しい伝説を生みながらも、大化2年(646年)に完成したとか。約1360年の長い歴史を誇っているわけです。
(宇治橋のたもとにある橋寺。由来を記した石碑が残っています)
その長い歴史の中では何度も洪水や戦で壊れ、その度に再構築されたでしょう。現在の橋も道路拡幅のために1996年に架け変えられました。先代の宇治橋は鉄製(現在は木製)でピンク色。現在も東詰に一部が残っています。
(先代の宇治橋の一部)
今度、宇治に来られたら、ぜひ「日本最古の橋」を渡ってくださいね。