オイっ、鬼太郎っ！
前回まではバリバリの善王ルートできたソウゴだが、今回突然魔王の片鱗を見せだした。およよ？ 予告からすると収まるところに収まりはするんだろうが、ゲイツとの和解難度はそこそこ高そう。比奈にも次会った時「ふんにゅ～っ！」と攻撃されかねないぜ。あの娘、相手が変身した後でもベルトを狙えば下手したから一撃でノックアウトさせるパワーを持ってるからな。改変後、ちゃっかり議員になっていた映司はわりとストレートにウォッチを渡すようだけど。一方、神だか王だかよくわからなくなった人は魔改造ならぬ魔改変で凶悪さがかなりUPしていた。大幅に再改変してもらわないと犯行内容がちょっとヤバい。と言っても何も改変されない元の歴史の方がよっぽど酷いんだけど。１週空いての次回、どう纏まるやら。
ノエルとパトレンとの関係が急激に悪化したと思った側から和解っ！ 早っ。風呂敷拡げて畳むの早っ。一応これまでもかなり長くパトレンとノエルとの関係に緊張感があることは繰り返し描かれていたし、圭一郎とは決闘後にある種の信頼関係ができたようなこともあったが。今回一気に纏めていた。残り放送回から逆算すると今回でエイヤっと片すのも必然と言えば必然か。久し振りなザミーゴも機能的に話の纏め作業を開始した。最終物販もぶっ込みつつ、牛歩からチーターの猛ダッシュに転じて最終展開に入った。まぁクリスマス回や新年回もあるから残り少なくてもギャグ回の入る余地が無いではない気もするけどね。
うむ、明るいテレビ映画だった。キャリアの有る波瑠嬢が初主演とは意外な気はした。内容は題材が題材だけに非常にコンパクトな出来事が連なって一つのストーリーを成していた。そのまま地方の系列蒲鉾工場に飛ばされた、本社でうっかり上司との不倫がバレちまった困った娘の話に差し替えてもいけそうだ。早稲田卒観光企画志望だったのに割烹着にマスクで延々ライン作業でお魚臭い蒲鉾を成型し続ける日々・・・「私は蒲鉾を作る為にこの会社に入ったワケじゃないっ！ というかこの作業機械化できますよね？！ ロボット買うより私を雇用し続ける方が安上がりってことなんですかぁああーーッッ！！！」とブチ切れる波平っ。おお、これはこれでフックが利いてる。『地方に他愛なく飛ばされる波平』のプロット自体は汎用性高いな。ま、それはともかく、映画本編の盛り上げ要素としてムチャしてるところが結構あった。例えば爆弾とか爆弾とか爆弾とか・・・。この辺、シャレになってなかったぜっ。救急車両も入れた方がいいんでない？ 落下事故が軽傷だったようだから何とかなったけど。『なるべく入れない、入れないで済むように気を付ける』くらいが妥当というか、その内に行政指導入っちゃうよ。普通に危ないからね。ファンタジー感を守りたい、という一つの理念ではあるんだろうけど。小塚との恋愛ラインは有るようで無いような、無いようで有るよう、面映ゆい仕様だった。どっちやねーんっ！ 東京の彼氏との破局はともかく、小塚に関しては仕事だけでも、あるいは実は小塚既婚できっぱり失恋でもよかった気もしたかな。有りなら有りでもそっとガッといってもいいとも思うけど。しかし西島秀俊の明るい役久し振りに見た。最近だと満願でも酷いことになってたし。映画全体は基本的にポジティブな熊本応援作。普段癖のある役者も彼氏以外は全員浄化されていた。これはこれで良し。
