羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

仮面ライダードライブ 5

2015-06-09 22:55:06 | 日記
倒れたチェイスの側まできた剛。「目的は果たした」怯えふるブレンを放り出す剛!「あばよ!」剛はエネルギー弾をゼンリンシューターで放った! フリーズは凍気バリアでこれを防いだ。「ふぇええッ!!」フリーズの側にいたので防がれたが、ビビるブレン。剛とチェイスの姿は消えていた。「待て! それを返せ!!」ブレンは慌てふためいたが、手遅れだった。フリーズはため息をついた。「裏切ったフリをしていたようだな」日傘を差したメディックと共に、アジトのビルの屋上で見ていたハート。「アレを手に入れる為に」『そうです、この中にはあなたにとってとても重要なモノが入っているのです』襲い掛かった剛にブレンは件のタブレットPCを見せて勧誘していた。『取り引きしませんか? 私達と』ブレンが操作すると画面の中に顔が出現していた!
「俺はブレンの誘いに敢えて乗った」剛は以前、ブレンに誘われた海辺でもう回復したチェイスと話していた。「一芝居打ったんだ。俺はコイツが欲しかった。この中にはロイミュードの全てがわかる究極の頭脳が入ってる!」「何?! それを手に入れる為、今まで」「コイツがあれば、奴等を一気に全滅させられるかもしれないんだ!!」「でも、その為に俺は」進ノ介が倒される様を思い出す剛。「進兄さんを見捨てちまった」しゃがみ込む剛。「一瞬のことで手が出せなかった。姉ちゃんのあんな悲しそうな顔、初めて見た! 俺は姉ちゃんの笑顔の為に闘ってきたはずなのに!! こんなもんの為に、こんなもんの為にぃッ!!」いきなりブレンのタブレットを海に投げ捨てようとする剛! 速攻止めるチェイス! そりゃそうだ!「お前に一体何がわかる?!」錯乱して掴み掛かってきた剛を殴り飛ばすチェイス! チェイスは剛を抑え付けた。「テメェ、離せッ!」「お前も人の為に命を掛けて闘う仮面ライダーだとわかった。
     6に続く

仮面ライダードライブ 6

2015-06-09 22:54:57 | 日記
自分が信じたことを貫け! 剛」「チェイス」チェイスはやや荒いが剛を起こしてやり、手を離した。「それが本当に究極の知識を持つなら、今こそ霧子の役に立てろッ!」顔を上げる剛。「泊進ノ介の遺体からはベルトが離れなかったと聞いた。あのクリムが、ただで死ぬとは俺には思えない」チェイスは立ち去りながら言った。剛はタブレットを拾い、画面に触れ、『顔』を出現させた。「何か私に尋ねごとかな?」「聞きたいことがあるんだ、蛮野博士」危うく捨てられそうだった蛮野博士!
追田が特状課のオフィスを訪れた。オフィスには西城が所在無く座っていた。「な、なんだよ究太郎。今さら、こんぬとこで何してんだ?」「そっちこそ! 全く、なんて素直じゃない人だ」「どうにも脳細胞がバックギアなんだよ」殆ど片付けられた特状課のテーブルに腰掛ける追田。「特状課を忘れられないんだ。進ノ介君のこと」ドライブのキーホルダーを手に取る西城。机にはトライドロンらしいミニカーもあった。
霧子が自宅でカーテンだけ閉め、窓を開けたまま、茫然と椅子に座ってるとサイレンの音が聞こえ、霧子は窓を閉めてしまった。振り返ると、部屋に剛が来ていた。「姉ちゃん」土下座する剛!「今までごめん!! でも俺は、誰にも操られてなんかいない!」「じゃあ、なんで?」「勝手なことしたのはわかってる! 許してくれなくてもいい!! でも、もう一度だけ、俺のこと、信じてくれないか?」霧子は剛の前に腰を落とした。「私は、いつでもあなたを信じてる」剛は顔を上げた。「ありがとう。これから、もっと信じられない話、するよ!!」剛はメモを取り出し、立ち上がると、それを食卓に拡げた!「でも、これでもう一度、姉ちゃんは笑顔になれる!」剛は霧子を振り返った。
「誰かいるかなぁ」「あんま期待すんなよ」持て余したらしい、追田と西城は地下の
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仮面ライダードライブ 7

2015-06-09 22:54:48 | 日記
ピットへと降りて行っていた。ピットに入ると、「皆いたぁッ!」叫ぶ追田! 本願寺、りんな、チェイス、仁良までいる!! そして、「えええッ?!!」仰天する西城! トライドロンの中に進ノ介の遺体が乗せられている!!「なんてバチ当たりなことをぅッ!!」「なんの真似だこりゃ? てか、仁良課長まで何してんスか?!」「あたしの方が聞きたいよ!」追田の頭を扇子ではたく仁良。「本願寺さんが、泊の遺体を持ってったって聞いて、すっ飛んで来たんだ!」「それがどうやらまだ、遺体じゃないようなんです」「ええ?!!」本願寺の言葉に、仁良、追田、西城は振り返った!「泊ちゃんの細胞は全然劣化してないんです」「クリムよ、クリムが進ノ介君の心と一体化して、生命維持装置みたいな役割を果たしているの」りんなが補足した。「そんな馬鹿なことがッ!」信じ難い仁良。「それじゃあ、まだ?」勢い込む西城。「クリムが再起動すれば、泊進ノ介は甦るかもしれない」チェイスは言った。「調整完了よ。シフトトライドロン」端末と繋いでいた液晶付きのシフトカー、シフトトライドロンを手に取るりんな。「ドライブは、これ以上強化できない。でも最後の切り札として、トライドロンと全シフトカーのエネルギーをトレーラー砲に注ぎ込む為に開発していたの」りんなはトライドロンのドアを開け、進ノ介のシフトブレスにシフトトライドロンを装填した。「これを応用するのよ!」「なるほど! 全てのコアドライビアを直結させ、ベルトさんに力を与えるんですね!!」飲み込みの良い西城!
「これが今の最大エネルギー!! それに賭けるわ!」ここで、ピットに私服の霧子が駆け込んで来た!「それだけじゃダメです!!」「霧子ちゃん?!」「嬢ちゃん?!」りんなや追田が驚く中、「これを見て下さい」メモ帳をりんなに渡した。「凄い、この計算式!」
     8に続く

仮面ライダードライブ 8

2015-06-09 22:54:39 | 日記
中身に感心するりんな!「剛からです」「剛?! なんでアイツが?」怪しむ追田。「敵のフリをしていたんだ」チェイスがフォローした。「今までも剛は影で私達の味方をしてくれてたんです!」「ミスターX!」引き続き察しのいい西城。霧子はトライドロンの中の進ノ介の冷たい手を取った。「泊さん。私、泣いてばかりで、でも! もう大丈夫です」「完璧よ! この計算式!!」端末で作業し直したりんな!「普通に機動したんじゃ上手くいかなかった! 時速200キロまで加速した状態で、イグニッションしないと」「200キロ?!」西城はトライドロンの玩具を走らせた。「ならば、俺が運転しよう」チェイスが霧子に申し出た。「いいえ、泊進ノ介のバディは私です!」霧子は宣言した!
私有地に乗り込む霧子達! 進ノ介を助手席に乗せ、トライドロンの運転席にはインカムを付けた制服姿の霧子が乗っていた。「スタンバイOKです」「了解」近くのテントではりんなが機材を見ていた。チェイスとフラッグを持った追田もいる。「ドライブピットは?」ピットでは、「トライドロンとピットの全データのシンクロ、完璧です!」西城が端末で作業を行い、「頼みましたよ、皆!」本願寺が見守っていた。「霧子ちゃん、いくわよ!」スピードガンを構えるチェイス! 追田は、「神様ぁーッ!!」フラッグをやたら振り回した!「行きます!」霧子はアクセルを踏み、トライドロンは走り出した!! 全てのシフトカーがシフトトライドロンに合体する!!「100キロ、120キロ、順調よ!」りんながそう通信したところで、トライドロンの前に超進化体フリーズが現れた!!「まだ生き返るとでも言うのか? ふざけるなッ!!」エネルギー弾を放つフリーズ! 爆発が起こる!! テントもメチャクチャになった! なんとかバンドルを切って回避した霧子! チェイスは対応に向かった!
     9に続く

仮面ライダードライブ 9

2015-06-09 22:54:31 | 日記
チェイサーに変身し、フリーズに掴み掛かる!! その横をトライドロンが走り抜ける!「霧子ちゃん、ダメ! 止まって!!」「行きます、泊さん。最後まで、フルスロットルで!!」アクセルを踏む霧子! 時速は190キロを越えた!! シフトトライドロンからエネルギーがドライブドライバーに送られた!!! トライドロンが光り輝く! チェイスはフリーズを食い止めようとしていた!「心を凍らせられなくても! 力で分解すればよい!!」叩きのめされ凍気を纏った掌で打たれ、吹っ飛ばされて変身解除されるチェイス! フリーズはエネルギー弾でトライドロンを攻撃し出した!! 「うぅッ!!」必死でハンドルを握る霧子! 炎上するトライドロン!! 縁石で跳ね、中空でトライドロンは爆発した!!!「霧子ッ!!」叫ぶチェイス! 息を呑むりんな、追田、西城、本願寺!! トライドロンは爆発炎上しながら着地した!「ハッハッハッ!!」フリーズは笑いながら炎上するトライドロンに歩み寄った。
だが! 炎は一瞬渦を巻き、収束し、消えた! トライドロンは無傷だった!! 助手席のドアが開き、「はッ?!」戦慄するフリーズ! 進ノ介が出てきた!!!「進ノ介君」りんな達も驚いた。ベルトの光りは消えたままだった。運転席から霧子も降りてきた、無事だ!「泊さん」笑顔になる霧子。「いい笑顔だ。帰ってきた甲斐があったよ」頷く霧子。進ノ介も笑ったがその目がクラクション音と共に赤く光り、「後は任せたまえ、霧子」なぜかベルトの口調と声で話す進ノ介!「はい!」納得したのか? 霧子は走ってその場を離れた。
「なぜ生き返った?! 今何が起こった?!」フリーズは動揺した。「爆発の直前に変身できたんだ!」進ノ介の人格に戻って答える進ノ介! ややこしい!「だから霧子も救えた。もう一度、よぉく見せてやる!」
     10に続く