寄生獣～セイの格率～1

臨月を迎えた田宮良子は『食事』をする仲間の島田に新一を見張るよう指示を出す。「意味があるの？」面倒そうな島田に田宮は「貴重な資料だ」と答えた。
ある朝、新一は路上で轢かれた仔犬の存在を感じ取り助けに行くが既に手遅れだった。死にゆく仔犬を膝に乗せ、村野と語り合う。「気のせいだったんだね」新一の変化に不安を感じていた村野は仔犬を助けようとした新一の行動を喜んだ。しかし新一は仔犬が死んでしまうとその死体をゴミ箱に捨ててしまった。「犬の形をした肉だ」新一の言い様に村野は怒り、立ち去ってしまった。困惑したは新一は「初めからこうしていれば村野にも嫌われずにすんだのに」と仔犬の死体を木の根元に埋めた。
島田が転入してきた。敵意の無い気配に「話せばわかるタイプ」とミギーは言う。「争うつもりはない。今、人間と同じ『食事』をしている」等と語る島田を疑う新一だったが、途中でミギーが強引に会話を切り上げた。『休眠』だ。弱点を悟られるワケにはいかない。新一は足早に去った。
下校時、『気配』を感じ取った加奈は新一だと思い込んで通りに現れた島田に話し掛けてしまう。「ちょっと君、どういうことかな？」特異な『探知』に島田は加奈の腕を掴み連れ去ろうとするが通り掛かった新一が「殺すぞ！」と凄んで島田を退散させた。「なぜかわかるの」嬉々とした様子の加奈に「あんまりよくないことだと思う」と新一は警告した。
一方、スポーツ万能でイケメンの島田に立川は好意を抱いていた。美術部の立川は他意無く島田の絵を描いていた・・・
新一の元キャラが原作より文系な為、村野の反応が厳しめ。立川に恋愛要素追加で地雷感UP。加奈がスケバンではなくデザインが村野よりヒロインっぽいからバランス悪いかも。　

寄生獣～セイの格率～2

またしても加奈に気付かれ、結果的にミツオ達のグループに絡まれることになった島田。島田は警告に従わないミツオ達を狩ることにした。島田の殺意を感知したミギーが知らせると新一は村野との会話を中断し、島田の元へ急行する。新一の接近を面倒がり、さっさと片付けようとした島田だが新一が超人的な身体能力で素早く現場に現れると困惑した。
新一は島田を追い払いミツオ達を撃退し、村野の元へ戻るが、島田が再び現れた為に威嚇して改めて追い払うと、村野の不信は募り「無理してる」「無理せずにそんなに変われない」「君、本当に泉新一君だよね？」と畳み掛け、堪え切れなくなった新一は「うるせえッ！」と怒鳴り付けてしまう。「ごめん、人違いだった」村野は去っていった。
父が政府関係者と会い、田宮が謎の男と『人間に気付かれ始めていること』について協議する中、立川は島田は自分の描いた島田の『顔』に違和感を感じ、島田の後を付け始めていた。
ある時、野球部の打った球が島田の頭部に直撃し、しかし次の瞬間には元に戻った。それを立川は見ていた。更に島田が『狩り用』に顔を変える姿を見てしまった立川は似顔絵捜査官でパラサイトを追ってる兄からパラサイトの存在を聞き出し「まずは直接話してみよう」と判断した！
その日、立川は島田を美術室に呼び出した。念の為に武器を探す立川、悩んだ挙げ句、『美術製作用の薬品』を選んだ。
「何？　僕に話しって」島田は現れた。「人を殺すのもう止めてほしいの」立川は説得する。「そのこと誰かに話したかい？」島田が問う。離れた教室で、ミギーが島田の殺意に気付いた。島田も気付かれることを気付いている「マズイ、マズイな」島田は正体を現した・・・
立川の決断はやっぱトンデモだよな、ゆとり的。でも護身用に『劇薬』チョイスの二面性がちょっとウケる。