goo blog サービス終了のお知らせ 

羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

蟲師 続章

2014-11-23 20:30:13 | 日記
イズミは一人で暮らしていた。広い屋敷で、人形を一つ持って。食事は誰かが用意してくれたが、時々人形を隠されたりもした。「今日も私の勝ち」イズミは面白がってそれを見付けた。
屋敷はいつも夜だった。もうずっと夜だった。夜空には奇妙な穴があり、星が瞬いていた。何かを忘れているようだった。
ミズホはまた人形を隠してイズミと遊んでいるなどと言って、父に怒られた。父はイズミは拐われた、古井戸の底にもいないという。実際、幾年か前にイズミが古井戸に落ちた日、井戸を浚っても一緒に落ちた人形しか見付からなかった。朝からとんだことになったとミズホが父から退散すると、何も無い廊下から煙のようにギンコが現れ、驚かされた。
イズミが屋敷で目覚めた。また人形が無い。探してみると、いつになく簡単に人形が隠してあった。人形を取ろうとするとギンコが側で待ち構えていた。「見付けた」見付けられたイズミは息を飲んでギンコから逃げ出した。「あ、待て。話を聞け」追いながらギンコはこれが『井星』という蟲の仕業でお前は長くこれに触れた為に記憶を失っていると説いたが、イズミは従わない。
「勝手にさせてもらう」ギンコは庭に組んだ薪に蟲煙草で火を点け、煙を上げさせた。煙は夜空の穴を通して外へと昇っていった。「イズミ、イズミ!」空の穴の向こうに人影が二つ現れ何度も名を呼び始める。「ミズホちゃん。お母さん」ようやく思い出した。イズミは両手を広げた。「ここよ!」イズミの声と共に、空の穴は広がり、気が付くとギンコと二人で元の世界の本当の庭にいた。
古井戸は埋めることになったが、中を貫いた竹が底に向けて差された。夜、イズミがこっそり見に行くと、竹から夜空に『井星』が逃れてゆく。思わず触れそうになるが、思い止め、光りながら昇ってゆく蟲をイズミは見つめていた・・・

ソードアート・オンライン2

2014-11-23 20:29:39 | 日記
スリーピングナイツをアスナに紹介し「この層のボスモンスターを倒したいんだ。ここにいるメンバーだけで!」と元気良く提案され、困惑するアスナ。
ボス戦は数十人がかりで挑むモノで、7人で倒すというのは無理がある。それでも挑むのは「私達が一緒に旅を出来るのもこの春までなんです。みんなそれぞれ忙しくなってしまいますから」シウネーは最後の記念にゲーム内施設、『剣士の碑』に全員で名を刻みたいが、大集団でボスを倒してもリーダーしか名を刻まれない。その為に上限ギリギリの7名以下で倒したいと語った。
SAOを引きずる自分と違って純粋にゲームを楽しんでいると感じたアスナは協力を決めた。
現実世界では母に認められず、雪の中、連絡する為に外に出ても惨めで、キリトに連絡できないアスナだったが、約束の日、気を入れ直して。対策用に一度フロアボスに挑んでみることになった。
敢えなく玉砕した一同。また挑戦しよう! と明るいユウキ達だったが、アスナは異変に気付いていた。「たぶん時間は無い」アスナが言うにはボス戦の様子は使い魔で観測されており、間を置かず他ギルドに横取りされるという。
ギルドが大人数を集めるには時間が掛かる。直ぐに立て直して再挑戦を試みるアスナとユウキ達。するとボス部屋の前には既にある程度人が集まっており、「ここは通行止めだ」と通さない。これにユウキは戦闘を仕掛けた! 戸惑うアスナに「ぶつからないと伝わらないこともある」と言う。現実と重ねたアスナも立ち向かうことにした。だが、更に他ギルドの援軍が来る。その後ろに黒い影があった。影は壁づたいに走り抜け援軍の前に立ちはだかると剣を道の刺した。「ここは通行止めだ!」キリトであった・・・
キリト全部持っていったな。こういうの久し振りに見たわ。しかしユウキ、お別れなんだな。

東京号泣教室

2014-11-23 20:29:19 | 日記
冒頭の小芝居は『読書』。メンバーが好き勝手に本を読むのを一人が注意しまくるといった内容。後からきた土田はアーモンドを大量に頬張りボロボロ食べ溢しながら本を読むがちょっと怖い。「後で拾って食べますから」と溢し過ぎたことに少しフォローを入れていた。
今回の講師は書評ブロガーの小飼弾。本職はIT企業の役員? で、その道の有名人。凄まじい読書量で速読。しかし一般の速読と少し違っていて、目次と最初と最後の要点、後は気になった点をよく読み。それ以外は流し、特に膨大な知識から既に知っていることはスルーするそうだ。これは真似出来ない!
困惑する東京パフォーマンスドール達。しかし講師は「一行でも残れば元は取れてる」「人は待ってくれない。本は待ってくれる」「SNS はあまり格好いいコミュニケーションじゃない」「本を読めば違和感から書きたくなる」と語る。
後、課題だった星新一の『声の網』の帯製作に。それぞれ完成度に差があったが講師の小飼の評価がエキセントリック! 土田もメンバーもタジタジであった。
最後に「教えることで教わる」と感想を述べ去っていったが最初は困惑していたメンバーはエキセントリックさの中の的確さを聞き取るようになり、土田も後半はフォローしつつ、感心している様子だった。
居残りは再び上西星来。本の帯製作で文字を書かず絵を描いたことを突っ込まれ、更に古田新田の書籍の帯状を描けと命じられる。立ったままササッと描いた上西。絵は『女、ビール』曰く「古田さんは酒好き、下ネタ好き。酒は口を付けるし、女も、口付ける」とブッ込み、土田を困らせていた。攻めるな上西。