じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

2017-10-19 15:07:49 | 愛車の事
いや、まぁ、遍歴と言う程では無いのですが・・・まっ、台数だけは結構こなして来たかもしれないんであります。

しかし、平凡な車ばかりでして凝ったモノには乗って来なかったし、金をかけた改造もした事はないのであります。
なので車種の羅列などは省きますが、好きだった車を二つ三つ上げると、昭和50年頃に中古で買ったKP47スターレット、次が昭和52年頃に新車で買ったETE71カローラ、と、間もなく下取りに出されるSJフォレスターの三車種がお気に入りであります。

で、一番始めの愛車スターレットはOHV1200CCと言う、現代では化石化したエンジンで非力なんですが車重が700キロ代と軽いもんですからそこそこ元気に走ったのでありました。
アレです、車体が軽くて小さいので取り回しが楽と言いますか、自分はこの中古車で車を操る感覚を覚えたのでありました。
まっ、見よう見まねのシロート走行ですがヒール&トーで回転を合わせてギャダウンしつつカウンターを当ててコーナーを立ち上がる,ナンて事を葛岡墓地のロータリーで練習したもんでした。
ノーマルで付いているタイヤは鉄ホイールにバイアスのヘナチョコタイヤ・・・泣け無しの金をはたいてダンロップの155/12のラジアルタイヤを履かせたときのグリップ力には驚いたモンでありました。

で、スターレットで腕を上げたと錯覚した私はもっと高馬力の車に乗りたいと思ったのでありました。
が、当時は排ガス規制が厳しくなったばかりでして全ての車がパワーダウン・・・トヨタ18RGや2TGのツインカムも死んだ様な有様だったと記憶しております。
そんな時、トヨタがEFIとツインカムを組み合わせた車を出しまして・・・2000CCの18RGが130馬力、1600CCの2TGが115馬力で復活したのでありました。
もっとも当時の馬力表示はネットでして今となっては大した馬力でもないんですが。
そんな訳で高性能の証と謳われるツインカム車に乗りたい・・・が、金は無い。
で、無謀にも高額なローンを組んで買ったのがETE71カローラだったのであります。
いや、今となっては大した事無い車ですが当時は殆ど無敵でして、若気の至りと馬鹿気の至りを併せ持って危ない運転をしていたのであります。
この車は1年半で手放す事になるんですが、その遠因は・・・凍った田んぼ道で尻を振り出しまして、カゥンターも糞も無く田んぼに突っ込んで破損した訳であります。
まっ、直せば乗れるんですがナンカこのまま乗り続けたら死ぬなと思いヤメたのでありました。

で、あれから20台ほどの車を乗り継ぎまして現在のSJ型フォレスターに乗っている訳であります。
これは素晴らしい車だと思います。
高馬力(インタークーラーターボ・2000CC・280馬力)で低燃費・・・何時でも安心のAWDは雪道エクスプレスでして、スキー場に向う道では天下無敵であります。

ですが、今年の三月、植木屋の必需品、商売道具としてスズキの軽トラを買ったのが私の車の感覚を大きく変えまして、フォレスターを見直す所まで来たのでありました。

アレです・・・三月に買った軽トラは8ヶ月で11000キロを走った訳でして、今では休みの日のお買い物も軽トラで出掛ける始末であります。
その心は・・・小さくて取り回しが楽だから、の一言に尽きるのであります。
今時のスーパーやホームセンターのあまり広く無い駐車スペースに余裕で停められるし、行き帰りの道も幅の広いフォレスターだと敬遠しがちな細い道も気にせず入って行けるのであります。
いや、軽トラに乗って感じるのは、日常の足としての車は小さい方が良い、であります。
そして、車体が小さく重さが軽いと街中では精神的にも疲れないんであります。

ナンと申しましょうか、フォレスターは殆どフルオートのフル装備でしてエアコンは常に快適温度。
雨が降ったら勝手にワイパーが動くし暗くなれば勝手にライトも点きます。
おまけにぶつからないようにカメラが見てて危ないと車は勝手に停まりますし、前の車に自動で着いて行くなんてのも可能な訳でして、余裕の馬力で走る高速道路はホントに、眠くなる程快適であります。

さて、日常の足として褒めちぎった軽トラは全てが手動でありまして、窓は手で回して開けますし、ミッションは5速で、坂道発進などは下手だと後退するアレであります。
そして排気量はたったの660CCで非力であります。
こうなると常に本気で乗っていると言いますか、車に乗せられていたんでは事故るとか以前に走らない訳でして、乗りこなさないとマトモに走らないのが軽トラなんであります。
太白団地の長い上り坂、登坂車線に入る事無く4速と5足を上手に使って速い車の流れに乗ったまま登り切るのは一種の快感であります。
5速で速度が落ちそうだなと思う瞬間、ダブルクラッチで回転を合わせ4速に落とし加速体制に入る・・・これは車を運転している訳でして、アクセルを踏んだら加速する、乗せられている車には無い感覚で有りましょう。

と、言う事で、私は車の原点に返っちまったと言いますか、車ってナンゾや、と、自分に問うた訳であります。
そして得た答えが・・・年金暮らしになり貧乏になったので維持費の高い車はもう持てない、と言う結論に達したのであります。

いや、だったら軽トラとの比較とか無用であろうと言うのは違います。
軽トラが車の楽しさや違った価値観を呼び起こさなければ金欠を推してでもたぶん次もフォレスターに乗り換えた事でありましょう。

で、只今注文して納車待ちなのが・・・日産のNV100ワゴンと言う軽自動車なのであります。
アレです、ココまでの話しはナンだったの?と、全然別の方向に話しは流れるんですが・・・この車にした最大の理由は維持費の安さ、でありますが、決定打は「車中泊」であります。

ナンと申しましょうか、今年の夏に軽トラで島根県まで一気走りをし、荷台にテントを張って寝るという技を考案し、車上泊と言う新ジャンルを開拓したとご報告したんですけれども、実は、書くに書けない不都合な真実も数多隠されていまして満面の笑みで快適でぇ~す、とは言えないのがホントなんであります。

と、言う事で、軽トラは植木屋を廃業しアレをベースに本格的キャンピングカーを作るときまではお預け、と言う事で、箱付きの車を欲した次第であります。

いやぁ~・・・軽ワゴンでの旅に夢が広がる訳であります。
で、心密かに狙っているのは、お写真であります。
バイクや軽トラでは大事なカメラは積んで行けない訳ですが、軽とは言えワゴン車なら屋根が有るのでカメラも三脚も積んでおけます。
そしたら、荒海の日本海とか、紅葉の八甲田山系とか、日本海に沈む夕陽とかも撮りに行けるんじゃないかと思う訳です。
コーなったら恥も外聞も無く富士山とかも撮りに行っちまいますよ・・・名の有る撮影ポイントで粘る事も吝かでは無い訳でして・・・まっ、もしも今後もその様な風景写真が出なかったら撮りに行かなかったんじゃ無くて撮れなかったんだと思って下さい。
いや、環境は整えられますが撮影の腕は如何ともし難い訳でして・・・ホント、落ちはココなんであります。

と、言う事で・・・軽ワゴン車を買ったという、早く言えば一行で済む話しに尾ひれを付けてみました、と。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 体重が増えた! | トップ | 世論調査 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

愛車の事」カテゴリの最新記事