じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

祝 梅雨入り!!!

2016-06-13 20:12:30 | 日記的雑談
我が家地方は本日梅雨入りであります。
皆様の所の梅雨は如何なモノでありましょうか?
薄味ですか? 濃厚ですか? 我が家地方の梅雨の入りは「寒梅雨」であります。
いや、梅雨寒ではなく「寒梅雨」なんでありまして、只今の気温は外気が15度で、室温が20度であります。
昨日までは半袖のパジャマで快適でしたが本日は半袖のパジャマで震えております。

野菜たちには恵みの雨なんですけれども寒いのがねぇ・・・オクラなんかまだ小さいから寒さには弱いんです・・・と、申しましても畑の作物と私の関係は儚い物でありましてただ見守るしか無いのでありますが・・・あっ、透明ビニールでトンネル掛けてやれば良かったのか。
ナンて思っても後の祭りでして昨日までの炎天下ではそんな事をしたらオクラが茹だって出来上がっちまう訳でして・・・農業って難しい。

今日の学校皮の帰り道、FM仙台を聞きながら走って来たんですけれども、ラジオの中で喋っている人が梅雨入りを意識してやたらと「湿気」と「湿度」を協調するんですけれども、本日は日中でも気温は16~17度でして、こんだけ温度が低いと蒸すとか湿気がとか、そういうのは感じないのにやたらと宣う訳です。
きっと空調の効いたスタジオで「梅雨入り」と言う言葉だけでイメージ膨らませて話しているんだろうなぁ・・・ナンて醒めた耳で効いていたのであります・・・まっ、だからナンなんだと言われましても唯それだけの話しなんですけれども。


手箒の製作実習


材料は孟宗竹の乾燥させた枝


何となく揃えて箒っぽくなった


完成した箒は紐で縛って一ヶ月程形を整える


先生が結んだ縄 松の枝


先生が結んだ縄 竹の葉


先生が結んだ縄 梅の花


他にも多彩な化粧結びが・・・


私が練習で結んだ 松と笹

本日はズーッと雨でして外での作業は出来ませんでした。
と、言う事で午前中は孟宗竹の枯れた枝を使って「手箒」の製作実習でありました。
いや、コレが意外と面倒でして、制作している間中脳裏を過ったのは「100均ってスゲェなぁ」でありました。
ナンとなれば、このての箒は100均で売っている訳でありまして・・・100均が凄いんじゃなくて中国人が凄いのか? 今にして思うと中国人の手に拠る100均のミニ竹箒は良くできて増すぜぇ・・・少なくても私の製作物よりは。

で、竹の枝を事前にしつけておけば良かったんですが刈り取ったまま枯らした物だったんで好き勝手に曲がった物が多かった訳です。
なので極端に広がり気味の箒になっちまう訳ですが、まっ、そこは腕ではなく材料と言う事で自分を納得させ不本意な出来映えに甘んじちまった次第であります。

いや、皆様、何故に造園屋が手箒なんぞを制作するのかと言いますと、ソレには深い訳が有るのであります。
ナント申しましても植木屋は生の木と言いますか生き物を取り扱う訳であります。
で、剪定などした後、刈った葉っぱや枝を払うのに、基本は手でやる訳ですが、しかし、手箒なども使う訳であります。
そんな時、花芽や木の葉を傷めないように柔らかい竹箒が必用になるのであります・・・が、そんなモノは売っていないので自分で作ると言う事な訳であります。
で、先生のように忙しい職人だと年間で10本は使い潰すと言う事で、冬の間手が空いた時にこんなモノを作るんだそうであります。
ちなみに夏に刈った竹はダメだそうであります。
彼岸過ぎて竹が水を上げなくなって堅くなる頃に切った物が良いそうであります。
余談ですが、ホームセンターで売っている竹箒は穂先が外に広がってしかも揃っていませんよね。
あれも穂先を切り揃えつつ、竹に水を掛け紐で形を整えて縛っておくと使い易い穂先の纏まった物になるそうであります。

さて、昼飯後、先生が余興で縄の結び方など披露してくれた訳です。
いや、その結び方は自由自在の変幻自在でありまして、松竹梅を縄目で作っちまったりはお茶の子さいさいなんであります。
で、その利用方法は・・・最たるモノは門松だそうであります。
またその他にも竹で作った垣根に一つ施すなども粋、と言う事で、造園屋なら一通り覚えるべき物であるとの事でありました・・・が、先生の所の職人さんも年に一度、年末の門松作りでしか結ばないんで忘れちまっているんだとか・・・まっ、廃れさせたく無い技であるなと思うのでしっかり身に付けたいと思った次第であります。

いや、生徒は縄じゃ勿体無いんで100均の紐で練習した訳なんですが・・・簡単そうに見えて、ヨォーし分かった、とやってみるとどこかが違って居る訳であります。
いや、マジで簡単なんですけどややこしいモンであります。

外はまだ雨であります・・・静かな夜であります。
ぐっすり眠れそうな良い感じの夜・・・皆様、おやすみなさい、と。


コメント
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