侘び 寂び ？

山葵と錆び・・・ではなく、侘びであり、寂びなんであります。
木の手入れと言うのは、基本的に、祇園精舎の鐘の音、若しくは、隣りの客は良く柿食う客だ・・・の、ように侘びと寂びの世界なんだそうであります。
分かりそうで分かり難い、であります。
いや、ナンとなれば、木の手入れと言うのはナニをドー語った所で「不自然」な行為な訳でして、自然の物を切り刻んで形を作っといて侘びだの寂びだのって、そりゃぁ無いぜセニョール、と言う感じがするんですけれども・・・まっ、もっと理解が進めば分かる境地なのかも？
まっ、茶道と言いますか、利休以後の庭は茶室と茶道を抜きにしては語れないそうでありますんでそういう事なのかも知れませんけどね。

本日の座学は目から鱗、ケツから屁、でありました。
ナンの話しかと申しますと、動物と植物の対比でありまして、分かり切った事ですけれども、視点と言いますか解釈を変えたら目から鱗、であった訳です。

動物・・・動ける・・・何故？・・・食べ物を得る為に動かざるを得ない
植物・・・動けない・・何故？・・・炭酸同化作用で動かなくても足りる

動き回る動物の立場で動かない植物を見ると、私には動けない植物の方が下に見えました。
もっと言うと、運動能力が無いと言うのは原始的なんだろうな、ナンてね。
ところがギッチョンチョン・・・動物は動いて食べ物を得ないと生きていけない訳ですが、植物は動かなくてもお陽様と水があれば・・・まっ、その他の養分も必用ですけどここは便宜上・・・自分の体内でエネルギーを作り出せるのであります・・・動かなくてはならない必然性が無い・・・故に動かない生き方を選択できた、と。
どーですか？　動かなくては生き延びられない人間と、引っこ抜いても鎌で刈り尽くして殲滅したと思っても絶対に生えて来る雑草と、どっちが生命力に溢れているのでありましょうか？
植物は無駄なエネルギー無しで生き延びられる効率的な生き方を選択し、そして洗練させて来たのであります・・・スゲェ～と、思いませんか？
で、トドメは・・・食物連鎖を顧みれば植物の炭酸同化作用が無ければ肉食動物も生きられない、と、簡単に分かる訳であります。
と、言う事は、植物の無い世界では何も生きられないのであります。
地球の支配者は植物だったんでありますね・・・ナニっ？とっくに気付いていた？
嘘つけぇ～・・・心の底から植物偉いって思ってますかぃ？
と、言う事で、話しは飛躍しますけれども・・・日本人の心に根ざす「八百万の神」の考え方で、路傍の草に頭を下げ、野の花に手を合わせるなどする気持ちで植物と共存させて頂く・・・こんな気持ちで生きたいと私しゃ思ったのであります。
まっ、造園屋と言うのは因果なモノでありましてお客さんの要望に合わせて木を切り込んだり刈り込んだりするのが仕事・・・此処ん所、矛盾なんですけどねぇ・・・。


ミニ四つ目垣　制作風景


ミニ四つ目垣完成　石を配して「枯山水」を演出


ミニ四つ目垣完成　剣山に花をあしらって

工作用の木材と焼き鳥用の串と木綿の縫い糸で制作した四つ目垣の二個連結であります。
それに石を列べてヒバを一枝添えてみましたが、石の置き方が雑でありました。
で、先生が100均で買って来た剣山に校庭の花を指して生け花風に仕立ててみた訳ですが・・・工作の出来が良い訳では無く、ドー見ても写真の腕で見せていると私しゃ思うんですけれども・・・ハイっ、そこの貴方の異議を認めます!!!

まっ、先生の意図は・・・今後製作に掛かる四つ目垣の仕組みを頭に覚え込ませる為、だと思うんですけれども、その目的は達成されている物と思われます。
ナントナク、コレの大きいのを作れば良いんでしょ、くらいに舐めた気分に成れましたから。

本日はズーッと教室内での座学と工作でありまして体力的には楽だった筈なんですけれども帰宅時の運転中に猛烈な疲労感に襲われちまいました。
いや、今朝の目覚めは頗る良く、やっぱし筋トレは欠かせないな、ナンて思って学校に行き、朝のラジオ体操も軽快にこなしてスタートした一日だった訳であります。
何故このような？　で、考えたのはほぼ半日使い続けた瞬間接着剤の溶剤・・・コレが犯人と言う事は無いですかねぇ？　他に思い当たる事って無いんですよね。

と、言う事で本日も疲れた感が強いんで　おやすみなさい、と。