昨日は会津若松市内の居酒屋に居座って呑んだ。
馬刺を喰って二階堂を二本空けた、が時間が長いので大して酔わなかった。
会社を辞めて自営業になると人と会う機会が滅きり減った。
あの頃、義理と柵だけのつまらない宴会が懐かしく思えた。
旅館の大広間にお膳をずらりと列べての宴会がしたくて堪らなかった。
今は無職で更に付き合いの範囲は狭まった。
少数の決まった人との付き合いだけになり新しい環境は生まれなくなった。
毎度お馴染みの顔ぶれで酒を飲み、何度も同じ話題で盛り上がる。
また今年もその話題かと思いつつも何処かで安心する自分。
この次の展開はと考えるといつもの顔が欠けてしまう寂しい状況しか浮かばない。
無常の世の中なのだから今を大事に引っ張るしか無く、変わり者の自分の相手をしてくれる奇特な友人達に、末永く宜しくお願いしますとこっそりと頭を下げてみる。
会津若松を9時半に出て帰途についた。
昼飯は家で食べようと思った。
しかし距離にしたら200キロも無いので急ぐ必要は無く、朝食をゆっくりと食べた。
コーヒーが意外な程に美味かったので2杯飲んで1杯を部屋に持ち帰った。
そんな事で酒が抜ける訳でもないのだが熱いシャワーを浴びた。
無料の読売新聞に目を通してコーヒーを啜っていたら9時過ぎになって電話が来た。
埼玉へ帰る「株キチ」は山道を白河へ抜けて行くと言うので「じゃぁまたな」と駐車場で別れた。
突風の吹く国道46号線
会津若松からすぐに常磐道に入れば早く帰れるのだが雪の猪苗代湖が見たくて湖岸の国道46号線を磐梯熱海迄走った。
時折吹く吹雪模様の突風に煽られて車が揺れた。
会社勤めの頃は嫌々通って道を懐かしい思いで走った。
猪苗代湖畔
辺りの景色は変ったようでもありそうでも無くもあり。
見知ったドライブインなどは殆ど無くなっているので本当は相当様変わりしたのだろう。
しかし記憶が薄れているので感じないのだ。
スノーシェードの中は大型車とのすれ違い注意箇所
磐梯熱海から仙台宮城迄はのんびり走っても1時間半は掛からない。
会津盆地の吹雪模様とは打って変わった冬晴れの東北自動車道を程良い速度の車の後について走った。
途中のパーキングで大好きな薄皮饅頭を自分の土産に買った。
今、饅頭を食べコーヒーを啜りながらブログを書いている。
ウィスキーのグラスを持たずに書くと筆が進まず何処か変だ。
本当はドイツの銀行のニュースをネタにしようとしていたのだが織り込む隙間が無くなってしまった。
と、言う事で、おやすみなさい。