苦い経験を糧にして

小学校の時、理科の先生がチリ地震の話をしてくれた。

ちょうど小学校の時だったらしく（伊豆に住んでいたらしい）津波警報が発令されて
海岸線沿いの集落から一旦高台に避難したものの、そのうち数人が
「忘れ物を取りに行く」
といって一旦家に戻っていったらしい。

その数人は忘れ物を取りに行ったまま二度と戻って来なかったという。


今年も新潟で強い地震が起こったが、日本で出される
「津波警報」はそのほとんどが念のため出されるものに過ぎない（ように見える）。
日本はチリ地震や三陸大津波、日本海中部地震で苦い経験をしているので、念のためでも津波警報が出されるのだろう。

今回の津波に遭った国々や地域の人々には、
「今回の苦い経験を糧にしてほしい」
と言うしかない。