田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

ハマの番長はハマに残る

2008-12-01 10:53:17 | 野球
三浦「強いところを倒したい」 横浜残留の決意を表明(共同通信) - goo ニュース

番長、と聞くと喧嘩早いが情に厚い。
そんなイメージが思い浮かぶ。
ハマの番長こと三浦も、最後は情に流され、いや情を感じてベイスターズに残ることになった。

春先からダントツの最下位だった今年のベイスターズ。
シーズン中から、三浦はFAを取得して他球団に移籍するといわれてきた。
そしてFA宣言後、出身地関西の球団タイガースが早速接触。
高級ホテルの最上階で、ベイスターズよりも数段高いと思われる年俸提示を受けた。

今やAクラスの常連球団。
人気、資金力ともベイスターズとは格段の差がある。
タイガースからすれば、「これだけやれば絶対ウチに来てくれる」という思いがあっただろう。
ただそれは、三浦の目にはひょっとしたら驕りに映っていなかったか。

プロ野球なら当たり前であるが、活躍できなければ数年で捨てられるのがこの世界。
特にタイガースは在阪メディアの注目をいつも浴びているだけに、持ち上げられればいいが、その逆もひどい。
タイガースには東京ドーム時代のファイターズのエースだった金村が在籍しているが、今どれだけ彼の存在が意識されているか。
来年も今年と同じ成績しか挙げられなければ、解雇も十分あり得る。
コーチや解説者などの斡旋もなく。

三浦も同じ思いがあったかもしれない。
正直全盛期を少々過ぎた状況。
目先の金に釣られてタイガースに移籍しても、成績が上がらなければ数年で捨てられる。
一方ベイスターズならこのまま成績が尻すぼみでも「ハマの番長」としての地位は揺るがず、引退後もコーチの道があるだろう。

そう考えれば、三浦の決断は十分納得がいく。
そしてプロ野球とはいえ金がすべてではないということも改めて感じさせてくれる三浦の行動だった。
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