ソフトバンクがＳＮＳ参入

ソフトバンクがアメリカのニューズ・コーポレーションなる会社のグループ企業が運営する世界最大のＳＮＳ「マイスペース」と提携し、マイスペース日本版を始めるという。

ＳＮＳのバナー広告の収益性の高さに目をつけたとの事で、今朝の日経の１面にも載っていたのだが、果たして、これからＳＮＳに参入して思惑通りの高収益が得られるのだろうか？

ＳＮＳの最大手、ミクシィの会員数は５００万を超え、他社を含めたＳＮＳ全体でも会員数は約１０００万を超えているという。
恐らくは退会者、そして複数口で会員になっている人も含めた数字で、実際の利用者はこれよりは少なくなるだろうが、すでにＳＮＳの最大のターゲットといえる１０代から３０代あたりの女性にはすでにＳＮＳは行き渡っていて、これから新規で、という人は少ないのではないか。

そしてブログやＨＰと違い、ＳＮＳはあくまでもネットワークだから、１人だけで他社のＳＮＳに乗り換える、というケースはありえない。
十人以上の仲間を引き連れて、ミクシィからマイスペースに乗り換え、
なんてケースはさらに考えにくい。
そう考えると、今からＳＮＳに参入して、何か旨みがあるの？って思ってしまう。

これから参入するマイスペースに何か売りがあるとすれば、日本国内だけではなくて世界規模でＳＮＳが出来るということ、そしてアメリカでは多くのメジャーなミュージシャンがマイスペースでＳＮＳを開設して人気になっているということから、外タレ好きには受けるのではないかということ。
翻訳ソフトを装備すれば、より気軽に海外の人とＳＮＳが出来るだろうが、これが巨大な需要を生むかと考えると・・・

一代で巨大な富を築き、プロ野球球団を買収した人だから金のなる木の見つけどころは凡人とは違うのかもしれないけど・・・