田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

最下位決定戦 その3 夢の終わり

2008-10-07 23:09:23 | 野球
楽1-0ソ(7日) 山崎武がサヨナラ打(共同通信) - goo ニュース

今日も杉内は必死に投げた。
しかしいつものように打線は得点圏にランナーを進めるも1点すら奪えなかった。
試合は0-0のまま延長戦に突入した。

11回の裏、1アウト2塁の場面で王監督は馬原を送り出し、勝利への執念を見せた。
それに応えるかのように馬原は高須をファーストゴロ、フェルナンデスをライトライナーに抑えた。

そして12回の表、最後の攻撃、1アウト1、2塁、バッターは松中。
ホークスに携わるほとんどの人がライトスタンドに突き刺さる弾丸ライナーを期待したに違いない。
しかし打球は無情にも地を這うセカンドゴロ、ダブルプレーに終わった。

そして12回の裏、ノーアウト2塁。
巨人の王監督を知る数少ない選手、山崎の打球はレフト線へ。
セカンドからランナーが駆け込み1-0。
王監督の最終戦は、いや最終戦も敗戦で終わった。


Bクラスを続ける地方球団に舞い降りた世界の王。
最初はギクシャクもあった、自分も含め多くのファンから「頼むから辞めてくれ」と罵声も浴びた。

しかし耐えて5年目。
低い下馬評を覆して日本一の座を手に入れた。
そして翌年、最後は悔し涙を飲んだがON対決というのもあった。

そして2003年。
1番から下位までズラリ並んだ3割バッター。
ペナントレースを、そしてタイガースとの日本シリーズを制した。
結局はここが絶頂期だったということだろうか。

その後、プレーオフ、そしてクライマックスシリーズを勝ち抜けず苦悩の年が続く。
そして今年。
交流戦の優勝は手に入れたが9月、築いてきた城が崩れ落ちるかのように最下位に転落、そのまま今日でシーズンを終えた。
悪い夢も甘い夢も含めて「夢」から醒めたような気がする。
14年間の王ホークスが終わり、何か元のホークスに戻ったようだ。

ただ14年前とは、ファンの数、マスコミの注目度、そして親会社も違う。
その思いを持って、来年のホークスはどう歩き出すのか。
今夜の所は真っ暗闇、何も見えない。
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