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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

「ばあや」と「がんこおやじ」と「スサノオ」(兵庫・佐用町)

 二日間も空けてしまった。さすがにハードな日々が続いたからだが、やはり日誌というものは習慣がつくと「空き」が出ると妙に落ち着きが悪いものだ。昨日は岡山県に近い兵庫県佐用町で特別編集講座をしてきたが、驚いたことに受講生でもっともIT関係が弱い?!と見られていた女性=ばあや(というハンドルネームをお持ちなので「ばあや」で話をすすめます。)が何と!90分で3分弱の番組を完成した!!

 最近多い経験だが、実はこの現象は裏づけがしっかりある。住民ディレクター番組の真髄の話なのだ。ばあやは地域SNSでもトップブロガーとして有名で、兵庫県の「ひょこむ」のスターだ。しかし、元々はかなりブログにしてもSNSにしても理解度でみると、一番お尻のグループについていたような人だったようだ。ところが何かをやり出したら自分でしっかりわかるまでトコトンやる。自分の力でトコトンいくがそれまでには勿論周囲のサポートはたっぷり受ける。しかし、周囲の人は喜んでサポートに乗り出すという人徳があるのだ。結果的にはサポートした人よりも詳しくなり、トップブロガーに登り詰める!ということをいろんな分野で次々と起こしてしまう人らしい。住民ディレクターは人付き合いが濃い人は元々コミュニケーション力があるので、ボタンを「押せば映る」ことさえわかればバンバン行くのだ。だから最近どこでもそういう人たちが(女性が多い)あっという間にすばらしくわかりやすい番組を編集する。

 ばあやは自分でつけたハンドルネームらしいが実は私と同級生だった。しかも旦那さんは「がんこおやじ」というハンドルネームでこちらも「ばあや」に負けぬ負けず嫌いの人で、町だけでなくいろんな分野で活躍中だ。昨日もご自宅にうかがいみっちりとお世話になった。誰でもが行きやすい町の住民ディレクター活動の拠点になりそうだ。 ~皆に好かれる人がいる。基本的にいつもその人がいる。行ったら場所を自由に使わせてもらえる。お茶話が賑やかに出来る。・・~ こんな環境があるとすぐに住民ディレクター拠点としてそこが企画会議の場になり、そこからカメラを持ってひょこっと出かけたり、持ち帰って編集して、それを見ながら皆で語り合い、次の動きにつながる。という循環が日常になる。「ばあやTV」、「がんこおやじTV」に始まり町のお仲間の「素晴らしき仲間たち」番組が次々と生まれる。

 昼食を道の駅でとって帰ろうとしたら観光案内看板に「スサノオ神社」を見つけた。無理をお願いして連れて行ってもらったら、とてもいい空気の空間だった。が、神社をお世話する方もいないらしく荒れ放題だった。個人的な説だがこの地域はきっとスサノオさんにお世話になっていると思うので、大事にしていただきたいと思った。「がんこおやじ」さんに聞いてみれば、が神戸から引っ越してきた最初の村での行事がここスサノオ神社の祭りのお手伝いだったという。さもありなんと一人想像をめぐらしていたが、佐用町にはまだまだ奥深い歴史がいっぱいある感じがする。雪の季節だが、また月末にお邪魔する。

 さて、今日は今から京都の綾部市に向かう。やっと準備ができつつあるといういつもながらの状況だ。講演のレジュメもさっき綾部の長岡さん、真下さんに色々ご相談してやっと出来た。ビデオもやっとできつつある。(ダウンロードしながらこれを書いている)何とか昼前に出て夕方からの講演に向かう。

 今日も新たな出会いがいっぱいありそうだ。そういえば一昨日は久しぶりに熊本で講演だったが、ばあややがんこおやじが活躍する兵庫県の地域SNS「ひょこむ」でお友達コールがあったのだが、何と熊本の講演を聴いてくれた熊本市役所の人からだった。兵庫のSNSで熊本の人間同士が知り合うことになった。

 出会いのチャンスはこれからもっともっと広がる時代だ。いつも冗談半分でいっているが住民ディレクターやプリズムTVは出会い系の活動であり、ネットなのだ。あっちの出会い系は怪しいことになっていくが、こっちの出会い系は楽しいことになっていく。はずだ。「あっち」で起こっていることも結果的には「こっち」の学習にもなる。暮らし、人間、世間が常に学習材料だ。今日も冷え込むが綾部は雪かなあ・・・。
(スサノオ神社のばあやとがんこおやじ:人影が小さいですが)

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