
東峰テレビの村民スタッフが情報発信研修福岡・熊本として7月25日から7月27日までの3日間大移動しました。11月で開局丸3周年になるのを機に既存のテレビ局を見学し今後の東峰テレビのビジョンを考えること、東峰村応援団である個人や団体と交流し東峰テレビネットワークを広げようということが目的です。
大きな目的はそうですが総勢14人が参加したこの研修で起こった数多くの変化や成長は実に目を見張るものでした。その変化、成長の源は「3日間同じ釜の飯を食った」ということです。個人の変化、成長で最も顕著だったのが竹地区の梶原寛嗣くんです。寛嗣くんは子どもの頃、大病をしその後遺症があるため一般的な暮らしはしていますが団体行動や緊張感のある環境の中では心身のバランスが崩れてしまいます。
1年前わたしがご両親や祖父母に会い、訓練のつもりで東峰テレビに通わせることを提案し、週に1回は毎週通うことにしました。東峰テレビの村民スタッフは伯夫さんのような口の悪いオジさん?もいますが実際は気はやさしくて力持ち?!なので・・・寛嗣くんも少しずつ落ち着いてくるだろうと見ていました。実際、最近では村民スタッフ会議では、寛嗣くんが議長として口火を切り、締めをするという流れが定着しています。しかし今回の研修は家族の誰もいない自分一人で向かう2泊3日です。
揺れに揺れて行かないと言いましたがスタッフ全員から「寛嗣くんが調子が悪くなったらおれが一緒にホテルで休むから大丈夫」「何かあれば車で寝ていれば良い」などと声がかかり遂に決意しました。その寛嗣くんの3日間の写真はわたしが毎日アップしてましたが一日目の博多での東峰村応援団との交流会ではNHKや県庁、また様々な業種から来てくださった応援団の皆さんの前で堂々と挨拶していました。この日は朝からNHK、RKB、FBSと3つの局をたっぷりと回っていたので疲労はあったはずですが元気でした。
一丸となって楽しく集まれる村民スタッフのチーム力が寛嗣くんの潜在能力を沸々と沸き出させていると感じます。