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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

怪人?と令嬢!にお会いした赤坂の夜(東京)

 TBSを歩いていてふっと閃いた人がいたので即電話してみたら、なんとすぐ近くにおられました。テレビの世界の大先輩石井清司さんです。この大先輩はわたしがまだ熊本市内の事務所で民放等で住民ディレクター番組をプロデュースしていた頃のある日、ふらっと事務所に来られました。大手広告代理店が出している制作会社の年鑑を出すにあたってプリズムを掲載したいということでした。わたしはテレビ局の仕事はしてましたが制作会社を興したのではなく、まちづくりを支援する会社として住民が企画力をつけるために番組づくりをする支援をしているとの話をしたのですが、とにかく取材をしたいとのことでした。見るからに怪しげな(!?)顔つき、スタイルにも関わらず愛嬌があってとてもひとなつっこい方でしたので全部お任せすることにしました。

 数週間後にFAXがきて驚きました。延々20ページほどの原稿になっていました。一体どんな年鑑なのか?とおもいましたが、さらに数ヶ月後本になったということで送ってこられました。制作会社の年鑑でしたからNHKエンタープライズやオフィストゥーワンなど著名な会社がずらりと並んでいます。聞いたことのある会社や知っている大先輩の会社も出ています。さすがにそういう会社は5ページにも10ページにも渡るものです。熊本の制作会社は1ページ・・なるほどそうかなあ、とページをめくっていくと(有)プリズムがでてきました。今は(株)ですが当時は(有)でした、ここでまたびっくり!??でした。めくってもめくっても終わらない!何と20ページはありました。あらためて東京の大手の会社を見てみるとどうも(有)プリズムのほうが長ーーい、思わずくだんの怪しげなおじさんの顔を思い出し、一人で大笑いしました。

 それ以来、東京でよくご一緒していました。いつもあけてびっくりのことが多く、「放送人の会」というテレビの大先輩たちの大御所がずらりと並ぶ講演会でもわたしとの対談を90分以上もとってしまったこともありました。あの年鑑と同じ発想でした。元TBSのディレクターでテレビマンユニオン設立メンバーの一人、そしてテレビを「おまえはただの現在にしかすぎない」と表現されたことで知られるな故村木良彦さんとも仲良しでよく赤坂のバーでご一緒させていただきました。村木さんはいつもニコニコ笑いながらゆっくりとグラスを傾けられていました。

 そして先日は怪人!?石井先輩はNHKの大先輩ディレクター山路家子さんらと打ち合わせ中でした。結局山路さんと3人で食事することになってわたしが目をつけていた能登の魚の店でゆっくりと懇談しました。山路さんは怪人!?石井さんに比して深窓の令嬢のような方でした。楽しかったなあ。お二人とも70歳をこえられていますがお元気で、やさしくて、ほのぼのと二時間が過ぎました。まだまだ若造であることを再認識する夜でした。

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