この夏は久しぶりに歩き回ることが多い日々です。たまたま同窓会や身内の不幸もありましたがそれにしても移動が続きます。今日明日は熊本にて違う二つの組織の講演、講座、明後日からは毎月1回は通う東日本です。
今回はいつもの住田町以外にも住民ディレクターによる地域活性化を求める地域に足を運びます。中山間地で沿岸部の後方支援を考慮しながら自分たちのまちづくりをすすめる住田町ではいよいよ大きな転換点にさしかかります。今年春から町のケーブルテレビ「住田テレビ」にて住民制作番組をスタートし、町民スタッフで5つの集落を回りました。そして月末はこの5つの集落がテレビのブラウン管を越えて一堂に会し交流を深め今後のまちづくりに生かそうという素晴らしい動きがとうとう実現します。
写真の二人のうちの右はその活動を縁の下で支える町役場の横澤さん、左は陸前高田市から津波被害で住田町の仮設住宅に住んでいる細谷さんです。二人が5番目の集落番組の司会をしているところです。このような出会いから住田町から陸前高田市への住民レベルでのつながりがきっと大きな情報受発信面での復興支援になっていくでしょう。
住田町では住民制作番組の名前を「ねんぷにやっぺし」、つまり「焦らず着々とじっくりやっていきましょう」とつけました。今日の熊本から東北へ続く講座、講演はわたしにとってもとても大事な場面に来ていると感じます、だからこそ「ねんぷにやっぺし」です。