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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

大事件!大先輩の映像軌跡/住民ディレクター合宿 (2)

 合宿3日目は東峰村から一度大分県日田市へ出て、再び村に入り直すという一風変わった合楽(ごうらく)という地区へ行きました。わたしは合楽へは3回目でいつも突然訪問です。

 今回はたまたま伊藤チエ子さんと伊藤マキ子さんがチエ子さんの家で話していたところでした。チエ子さんのご主人は昨年取材にお邪魔した時はお元気でしたが2ヶ月後に息子さんを訪ねた滋賀県で亡くなりました。滋賀県への移動やご主人のことで「とうほうTV」の放送を見れなかったとおっしゃっていたので今回は放送を見せてあげることが一番の目的でした。

 DVDを見てとても喜んでもらいましたがチエ子さんはちょっと元気がなくなった印象です。片やマキ子さんは腰は曲がっているもののあちこち歩き回ったり、話し出したら止まらずで相変わらずでした。大先輩原徹郎さんは少し距離を置いたところに座っておられますがずっと静かに話を聞いています。たまに我々がマキ子さんの方言に「えっ?」と聞き直すと原さんが教えてくれるほど良く聞かれています。

 10分ほどの番組を見ているとラストのところで音楽が鳴りはじめました。一瞬、「誰が音楽なんか(入れたのか)?」とビックリしたのですが「半年前の自分」でした。そう!まだ開局してまもない頃、4ヶ月で1時間番組を11本、ショート番組を48本制作するという超人的なことをやっていた頃ですがわたしは元プロ制作者のクセが出ていました。ごまかしで音楽を入れるということです。終わり方がどうもうまく決まらなかったので音楽で逃げたのです。

 半年経った今、強い違和感を感じるほどわたし自身が番組づくりの感性が変わったことが驚きでした。大先輩原徹郎さんはCM業界の大御所だったのでそういう演出はわたし以上にバリバリやって来られているはずです。しかし「住民ディレクター」を求めてやって来られた今、素(す)の映像の威力をよくご存知でした。失礼ながらどのような経験があって大変化されたのか?興味津々ですし元プロの「アマ(住民ディレクター)のお仲間」の存在がわたし自身に与えられる影響の大きさを強く感じました。

 この大変革の時に八百万の神々が授けてくださった粋な計らいと感謝するばかりです。


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