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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

地域活性化を実践するActive Media です。

まもなくスタートですが、予告編始めます。

2009年11月06日 | Weblog
本田節さん/食のツーリズムの元祖(熊本県人吉市)

最近、長く付き合ってきた方々がそれぞれ自分の場を作りはじめています。主にわたしが住民ディレクターを発想し、活動してきた中でお会いした方々です。それぞれの現場を見たり聞いたりしているととても面白い発見をします。人間は自分にしかわからないことがあるという当たり前のことが真の意味ではなかなか理解できなかったのですが一人一人の現場を感じることでとてもよくわかるようになってきました。

住民ディレクターでいうと平成8年からスタートしましたからもう13年を経ていますがこの間全国でお会いした方は相当数に昇ります。わたしの場合、講演を聞いていただいたり、講座でお会いしたりする時間もそうですが、必ず朝から深夜までの全ての時間を使ってコミュニケーションの場をつくってきました。通称スタッフ間では「企画会議」と呼んでいます。その土地の皆さん方が今直面している課題は何なのか?、解決するにはどうすればいいのか?、がテーマです。実際は懇親会でざっくばらんに話そうと呼びかけています。「テーマは」と、話をすると懇親の場も妙に肩の力が入ってしまったり、本音が引っ込んでしまうからでできるだけざっくばらんに話し合います。実は住民ディレクターの要になっているのはこの企画会議です。
わたしはプロデューサー的な仕事をしてきたので2時間ぐらいの講演や講座はあくまで入り口でそれを元に本音の語り合いをし、課題を共有し、解決に向けて実働して行く。それが住民ディレクターの精神です。活動なのです。だから13年間「番組はオマケ」と言い続けてきました。

この写真は出会ってからすでに約15年経つ熊本県人吉市の本田節さんです。 農家レストランと銘打って地元の女性たち(特に高齢のおばあちゃんやおばちゃんたち)の働ける力を引き出してきました。地元の素材で地元の腕!をベースにした新しい料理も開発し、もう10数年経ちました。何年ぶりでしょう?先日久しぶりに熊本に戻り人吉まで足をのばしました。「ひまわり亭」というこの農家レストランは超満員でお昼は100人を超え、300余りの弁当を受けているとのことでした。早くから地域づくりのアドバイザーとして全国を歩いていたのでお客さんは全国各地から本田さんに会いに来た人たちでひっきりなしです。宿泊もできるようになっていて「大」ひまわり亭ができていました。

しかし、相変わらず心は細やかでやさしく、ほんわかと温かいことには全く変わりはありませんでした。わたしがテレビ局にいた頃にプロデュースした地域づくり番組に参加したことが原点といつも話してくれるのですが、あらためて新しくなった現場をみて心は変わらず、器はさらに大きくやさしくなっていると感じました。「仏つくって魂入れず」のお店や施設が多い中にあってひまわり亭は「心がど真中で静かに微笑んでいる」ようです。さらにこのひまわり亭には山江村で住民ディレクター起業家?!として鍛え上げた青年、杉松孝亮君が情報発信をメインに働くことになったことも自然の計らいとみえます。

「住民ディレクターNews」をスタートしてから何とかブログに書き綴ることはしてきたのですが、いつも歯がゆいのは話の核心を短い文章だけでは伝えきれないことです。もっと現場感覚を、もっと熱く、そして本田さんのことで言えばもっとやさしさをそのままにお伝えしたいと考えてきたのです。それがわたしがずっと模索してきた「住民ディレクターのテレビ」です。何回もゼロに戻った2009年、今年。この「テレビ」というより「共に生き、歩み、育てる、生活メディア」を・・・、何と言ってよいのか、描き続けるとも、伝え続けるとも、創り続けるとも、いえるのですが生きながらにしてリアルもネットも同時進行の新しいメディアを通して表現していきます。白地のキャンバスから一筆書きで描きはじめたら一気に動き続けるような感覚があります。
と、いうわけでしばらくはこの新しくはじまる物語の予告編です。


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