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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

ソフトにかける時間とお金と誠実。

 有限会社プリズム時代のマーク。これはシールなんですが名刺や封筒にもこのマークが。iphoneの撮影の感じで暗めですが地の「白」は実は「真っ白」なんです。

 平成7年7月7日にテレビ局に辞表を出して自分では翌日から今の仕事を起業したわけですがその頃からソフトに関してはいつも時間とお金をかけてきました。名刺をつくる時、資金はほとんどなかったのですが膨大な時間とその頃では相当なコストをかけこれを創りました。当時は熊本が中心でしたからデザイナーは熊本では数本の指に入るデザイン会社のしかも最も感性豊かな女性デザイナーを選びお願いしました。

 この名刺は実は彼女の3案あったうちの最後の案でした。一つ目はわたしの話を忠実にデザイン化してくれたもの。2つ目はその主旨でデザインとしては違うパターン、そして3つめはそのデザイナー曰く「こんなのもあっていいのかな、って」。わたしは2つ目までの説明にほとんど耳に入らずに目は3番目をずっと見ていました。そして彼女の話しが終わるや否や、「これで」と3番目を指しました。彼女はちょっとビックリしてました。オマケでつくってきたようなものだったんでしょう、だいたい3択が業界の常識でしたからそのためにざざっとつくった感じがしました。しかしそのざざっとつくったのものがわたしのイメージにはぴたっと来ました。

 このデザインだけに今から15年前なんですがうん十万円をかけたのですその代わりこれがでてくるまでに彼女も相当わたしの話を聞いてくれました。今のわたしからすると今わたしがあるこの状態までもその頃に話していた程です。ソフトは時間もお金もかかるものです。そしてそれを証明するには膨大な時間とお金と誠実さが必要です。今も良いデザインだと感じます。

 ちなみに数年前からプリズムは有限会社から株式会社になったんですよ。多分多くの皆さんには知らぬ間に。名刺は手づくりになりました。時代は大きく変わりましたね。


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