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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

住民ディレクターは地域を変える。「本音」がカギ。(兵庫・但馬)

住民ディレクターは本当に地域を変えるのか?というテーマで京都に全国の住民ディレクターが集合したのが今月13,14日でした。議論の行方があまりにも曖昧だったので、このブログに住民ディレクターの終焉としてあらためて住民ディレクターって何なのか?何をやっているのか?何ができるのか?長く長く書きました。ここから確実に何かが変わったのですが昨日の夜にひとつの答が兵庫県但馬でハッキリ出ました。

住民ディレクターで地域を変えたい、日本を変えたいんだ、という気持ちの表現ですが、「但馬を映像で発信する会」のこの2日間の番組づくり(先月からはじまった事業)の中でやっと代表から表現され、会員に共感を呼び、気持ちが共有されたと感じます。わたしは毎回そうですが、その土地の代表やリーダーに「本気でやる気じゃないと行かない」と話しています。傲慢な話をしてるのではなく、こちらはいつも本気なので中途半端な気持ちで呼ばれると相手がへこんでしまうからです。

但馬は数年のお付き合いなので、変に慣れてしまって、まさに「慣れ合い」の空気がいつまでも続くケースがありました。楽しく面白くやることに異論はないのですが面白い話だけで終わるのであれば、わざわざ行かないと話しています。皆、貴重な時間を割いて集まっているのだから一個でも身のあることを決めて実行して成果を出したいと考えます。お酒を飲んで面白い話を聞いて楽しい気分で帰るために仕事の報酬をいただいているのはなんとも居心地が悪いのです。それならお樽代に使ってもらったほうがすっきりします。

今回はそんな状態で終わるなら、二度と但馬には行かないと決めて但馬入りしました。昨夜、黙って席を立とうかと考えましたが、そう考えるまもなく思わず口から本音が出てしまいました。はじめてきてくれて参加した方もいました。随分久しぶりに顔を出していただいた会員の方もおられましたが・・・。しかし、本音は伝わるものです。本音というと「感じたそのまま話す」と考えている方がいますがそうではありません。その感じている本当の気持ちは何かをわかり、その真意、本当の「音」を伝えることです。

わたしはいらいらしていました。新しい方の参加、古くからの会員の久しぶりの参加、ということであっても2時間たっても本題に入らないこの集まりは何なのだろうと・・・。今日は元々飲み会ではないのです。企画会議をやろうということで集まったのですから、ほかの話や世間話に2時間はないでしょう。今夜議論すべきテーマがあるのですから。当然一瞬、場は白けるのですが、話を聞いていると皆さん同じように感じていたのです。真剣な意見、質問、提案が次々と出てきました。

「本音」は良きように場を変えます。関係性がはっきりします。あっという間に中身が決まり、結果的には今朝までに住民ディレクターで「地域を変えたい」「日本を変えたい」という代表の気持ちが伝えられました。皆さんのやる気が起こり次回の番組収録には改めて会員全員に来てもらえるように声をかけよう、周辺の住民ディレクターグループにも声をかけよう、地域の人たちにも・・、応援してくれている行政マン・・、あの人にも、この人にも・・・。

一昨日、数人しか集まらなかった(集められなかった?集めなかった?)会でしたが一人の本音がその場を変え、そこからその場にいない人へ伝える意志が生まれ、その意志の総和が全く知らない地域の方々へも伝播(「共時性」といわれてます)していく。本音というのはそういう力を持っています。本音を発した本人には発した本音のおかげでずっと乗り越えられなかった自分の限界を超える結果になります。自分がやったことが回りまわって自分に成果として帰ってきます(「再帰性」といわれています)。毎日のようにニュースになる食の問題を引き起こしている会社や社長がごまかしや嘘がばれて会社やそれをやった社長自身に結果が帰って行くことはニュースでみるだけではなく身近にいっぱい起こっていますよね。(悪い例ですがこれも「再帰性」です)

また長くなりました。住民ディレクターは地域を変えるかどうか?京都の議論は場を変えて但馬に引き継がれ、昼間に差し入れをもってやってきてくれた佐用町にも飛び火することでしょう。一過性ではなく継続するということは例えばこういうことだとおもいます。誰かによってどこかで必ずやり続けられること。

その手法の一つがテレビの機能を縦横に活用する住民ディレクターという「人」なのです。ツールでも道具でもなく「人」です。中心に「人」がいるそのひとのことを住民ディレクターと一応呼んでいます。

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