選挙の効果

総選挙の意味

処理水放水 バリケイト伊東

2023-07-05 12:49:36 | 政治
 東電の福島第一原子力発電所にたまり続ける地下水を、アルプスで処理して8月にも海に放水する予定だ。私は反対だ。日本国内では大きな反対が起きない、東電本社前に10万人ものデモ隊が押しかけたなんていう話を聞かない。福島漁連は全組合反対だ。当然だろう。風評被害で魚が売れなくなる。外国、特に韓国、中国も猛烈に放水に反対している。東電も日本政府も何も問題ないです。安心してくださいと言っているが、本当に大丈夫なのか。岸田総理自ら放水している海で泳いでみてくれ。放水している時、釣り上げた魚を刺身で食べてくれ。口だけで安全、安心だと言われても、信用できない。放水するなら金がかかっても、大型タンカーで日本から1000kmの太平洋で放水すれば、安心だ。発電所の岸壁から1kmのところで放水では、万が一、アルプスが故障して高濃度の放射能汚染水が放水されたとき、海洋汚染が起きてしまう。東電の安心、安全は信じられない。そもそも、原子力発電所の爆発事故なんて絶対に起きないと、爆発当時の東電幹部や政府は言ってた。しかし、事故は起きた。簡単にだまされてしまう世論も問題だが、詐欺師のような政府、東電の経営意識、政治意識が一番問題だ。韓国ががたがたと騒いでるとナショナリズムにすり替えているような雰囲気も感じる。それは違う。日本人だって反対している人、多くいますよ。海洋放出はやめるべきだ。

線状降水帯 バリケイト伊東

2023-07-04 12:22:20 | 政治

 九州での雨がひどい。線状降水帯という言葉もなじみになった。滝のような雨が短時間で降る。熊本や大分、長崎、鹿児島は線状降水帯が発生しやすいようだ。テレビからは、まるでアマゾンの雨季のような映像が放送されている。畑や水田は湖と化している。排水が追い付かないのだろう。なぜ、線状降水帯が発生しやすくなったのか。地球温暖化が一番の原因だろう。地球温暖化で海水温も高くなっている。高くなれば水蒸気の発生量も多くなる。水分を多く含んだ雲が大量の雨を降らせる。今後も大雨が九州だけでなく、日本中で降るだろう。日本の8割は山だ。傾斜地に雨が大量に降れば、土砂崩れを引き起こしやすい。土砂崩れ災害も深刻な被害を発生させる。熱海での土砂崩れ災害は記憶に新しい。地球温暖化は止まらない。化石燃料による二酸化炭素の排出量は、年々多くなる。異常気象が地球の生理を狂わしてしまう。地球のある所では、大雨、あるところでは乾燥化が進み人間を苦しめる。元を正せば、人間の過剰な欲望が原因だ。過剰に食べ、過剰に着る、過剰に遊ぶ、人間が過剰に豊かさを求めた結果が今の環境破壊をもたらしている。人間は縄文時代に戻れない。縄文時代の生活をしていれば自然を破壊しない。科学文明は豊かさをもたらしたと同時に地球の生態を壊した。今のまま突き進めば人間は絶滅する。線状降水帯のような大雨は、まだ始まりだ。これからもっとすごい災害が人間を襲う。日本は自然災害のデパートのような国だ。心の準備をしなければいけない。大雨、地震、台風、火山噴火、津波、大雪などが日本を襲う。日本に生まれたのは運命だ。いやなら自然災害の少ない国に移住するしかない。


アフーマーティブアクション バリケイト伊東

2023-07-02 12:43:03 | 政治

 アファーマティブアクション、なんだこの名前は、日本人のほとんどが知らない。アメリカの大学で、黒人やヒスパニックなどの少数派を優先的に入学させる制度だ。アメリカ最高裁は、この制度を憲法違反と認定した。最高裁判事9人の内6人が保守派だ。黒人を優先的に入学させるのは、人種差別を緩和させると今ままで思われてきたが、白人を差別する制度と思われたようだ。1960年代の激しい人種差別の中でこの制度は生まれてきた。そして一定の効果を上げてきた。1960年頃まで、多くの黒人にとって、大学入学はハードルの高い壁であった。アファーマティブアクションは、多くの黒人に大学入学のチャンスを与え、黒人の社会的地位の向上に役立った。最高裁の保守派の判事が増えたのはトランプの裁定によるところが大きい。トランプの人種感が見えるようだ。アメリカは白人の国という感覚が見え隠れする。最高裁の判決にアメリカ世論はわいた。トランプ支持者は大喜び、反トランプ、民主党支持者は反対だ。バイデン大統領もこの判決には反対の表明だ。今、アメリカ的自由、民主主義の国、人権の国が揺らいでいる。移民の国、アメリカは多人種、他民族、多宗教の国だ。多様性がアメリカのエネルギーになっている。それなのに白人は、白人だけの国を作りたいようだ。自由は、白人だけのものなのか。すべての人種、民族が得られるものだ。私はアファーマティブアクションを支持する。黒人や少数民族に優先的に大学入学をできるようにすべきだ。日本人だってアメリカでは少数派だ。白人だけが大学入学できるのは、不平等だ。黒人優先入学は白人差別ではない。アメリカにおける黒人や少数民族の過酷な歴史を振り刈れば、アファーマティブアクションのような制度が黒人や少数民族を救ってきた。今後もアメリカは人種差別の戦いを続けなければいけない。

 


最低賃金安い バリケイト伊東

2023-07-01 12:29:27 | 政治

 今年も最低賃金交渉の季節を迎えた。日本の最低賃金の平均は961円だ。先進国で最低レベルだ。政府は平均で1000円を目指すと言っている。ぜひ実現してほしいものだ。今、1000円越えは東京1072円、神奈川1071円、大阪1023円だ。日本の最低賃金は安すぎる。870円位の最低賃金がざらだ。1500円を目指すべきだ。アメリカは3000円位が相場だ。最低賃金は最低生活の保障でもある。人権の問題でもある。物価高で多くの人が苦しんでいる。食事も満足に取れない人が多くいるのだ。賃上げによって少しでも生活が楽になるようにしなければいけない。岸田総理も最低賃金をあげろと、経済団体にお願いしている。しかし、経営側はあげるのに渋るだろう。日本の経済は圧倒的に中小企業で成り立っている。賃上げによって5人で回っている店が、4人に減らさなけれいけない状況も生まれるかもしれない。それでも、賃上げは、やらなければいけない。そもそも、日本の今の最低賃金はレベルが低すぎる。お金を持たない人間ばかりでは消費が伸びない。経済が発展しないのはあきらかだ。最低賃金853円の青森と東京では、コメや牛乳、卵などの生活必需品の値段はさほど変わらない。賃金が上がれば生活は楽になる。より多くのものが買えるようになる。青森で最低賃金がせめて1200円位になれば生活が大幅に楽になる。最近日本の賃金の低さが注目されるようになっている。30年間も賃金が変わらないのは日本だけだ。この異常な賃金状況は、何を物語っているのだ。労働側が弱くなって、経営側が強いと言う事だ。昔の労働者は強かった。良くストライキもやったし、高度成長期には経営側も賃金を成長に伴って賃金を上げた。今、日本は低成長だが、賃金だけは大幅に上げなければいけない。人間としての尊厳を守るためにも、最低賃金をあげなければいけない。1円の闘争なのだ。たかが1円、されど1円なのだ。異議なし。