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総選挙の意味

最低賃金安い バリケイト伊東

2023-07-01 12:29:27 | 政治

 今年も最低賃金交渉の季節を迎えた。日本の最低賃金の平均は961円だ。先進国で最低レベルだ。政府は平均で1000円を目指すと言っている。ぜひ実現してほしいものだ。今、1000円越えは東京1072円、神奈川1071円、大阪1023円だ。日本の最低賃金は安すぎる。870円位の最低賃金がざらだ。1500円を目指すべきだ。アメリカは3000円位が相場だ。最低賃金は最低生活の保障でもある。人権の問題でもある。物価高で多くの人が苦しんでいる。食事も満足に取れない人が多くいるのだ。賃上げによって少しでも生活が楽になるようにしなければいけない。岸田総理も最低賃金をあげろと、経済団体にお願いしている。しかし、経営側はあげるのに渋るだろう。日本の経済は圧倒的に中小企業で成り立っている。賃上げによって5人で回っている店が、4人に減らさなけれいけない状況も生まれるかもしれない。それでも、賃上げは、やらなければいけない。そもそも、日本の今の最低賃金はレベルが低すぎる。お金を持たない人間ばかりでは消費が伸びない。経済が発展しないのはあきらかだ。最低賃金853円の青森と東京では、コメや牛乳、卵などの生活必需品の値段はさほど変わらない。賃金が上がれば生活は楽になる。より多くのものが買えるようになる。青森で最低賃金がせめて1200円位になれば生活が大幅に楽になる。最近日本の賃金の低さが注目されるようになっている。30年間も賃金が変わらないのは日本だけだ。この異常な賃金状況は、何を物語っているのだ。労働側が弱くなって、経営側が強いと言う事だ。昔の労働者は強かった。良くストライキもやったし、高度成長期には経営側も賃金を成長に伴って賃金を上げた。今、日本は低成長だが、賃金だけは大幅に上げなければいけない。人間としての尊厳を守るためにも、最低賃金をあげなければいけない。1円の闘争なのだ。たかが1円、されど1円なのだ。異議なし。