選挙の効果

総選挙の意味

国家の品格 バリケイト伊東

2020-05-08 08:33:28 | 政治

 今日、5月8日の東京はいい天気だ。しかし、多くの日本人の心は晴れない。いつまでコロナ危機が続くのか。全体的に感染者数は少なくなってる。数字だけを見れば、下火になってるように見えるが、休日の間は検査をしなかっただけの話かもしれない。安心できる状況ではない。そもそも、日本ではPCR検査数が極端に少ない。正確な実数がつかめない。5月7日以降の日本のコロナ対策は、各自治体で違う。東京は引き続き5月31日まで自粛要請だ。大阪では、数値目標をあげてクリアーしたところで自粛の規制を段階的に解除してゆく方針だ。感染者の少ない県では、自粛要請を解除する方針だ。そういう県では、子供が学校に通学する姿が見え始めた。ほっとする。自粛で多くの日本人は疲れてしまってる。自粛解除は、ストレス減らしと同時にコロナ感染を爆発的に引き起こす諸刃の剣だ。自由の国、日本で自由を奪われるのは、国民にとっては苦痛だ。しかし、少し我慢をしなければいけない。今の状況では、自由とは毒、青酸カリだ。自由に動き回る事が感染を広げてしまうのだから。感染防止のために自由や人間の欲望を制限する事によって、経済のシステムがかなり壊れてしまった。日本政府の経済対策は、後手だ。今、たくさんのプランはあるが、日本人で支援の現金を手にした人間は、ほとんどいない。手にするまでに多くの事業者が倒産してしまう。手にしたのは、不良品のマスクだけだ。手続きが複雑、殺到して審査に時間がかかる、審査する人間が足りない。日本の役所仕事は、非効率で官僚的なのだ。日本では、ハンコウを押すだけで出社するのだ。上司の決裁がないと、先に進めないのだ。効率の悪い事、コロナ危機になっても、日本は何も変わらない。コロナが収束しても、経済が回復するには時間がかかるだろう。その間に、どれだけの企業や商店が倒産し、どれだけの人が自殺に追い込まれ、どれだけの人が家庭不和で離婚に追い込まれ、どれだけの人がDVを受けるのか。政府は、きめの細かい対策をしなければいけない。日本の司令官、安部の指揮はめちゃくちゃだ。大規模感染症に対して何も考えてこなかったのだ。北朝鮮、中国、ロシアの侵略には、5兆円を超える金をかけても、疫病対策には、微々たる予算しか組んでいないのだ。政府だけでなく、国民も危機感のない事、食う事、遊ぶ事、芸能、美容には、ものすごいエネルギーを注ぐのに、パンデミックを引き起こす感染症対策など何も考えていないのだ。インフルエンザが流行ればマスクをするぐらいだ。一番の問題は、多くの国民が政治や社会問題に対して関心がない事だ。特に若者が関心を示さない。しかし、若者が安部を支えてる大勢力なのだ。日本では、国政選挙でも投票率が50%を割るのだ。地方選挙では悲惨な数字だ、30%ぐらいの投票率だ。安部政権が長期化するのは、野党が弱いだけでなく、国民が政治に関心がなさすぎる事に原因がある。コロナ危機は完全に政治問題になってる。政治が健全に機能しないとコロナ危機は収束しない。人は自由でいたいのだ。長期に家に軟禁状態では、心が病むし、資本主義はしぼんでしまう。風船から空気が抜けてゆくようなもんだ。今、日本に求められるのは、いかに自由と規制のバランスを取る事だ。自粛要請を無視している店にいやがらせをしたり、マスクをしない人にいやがらせをしたりするような事は、ゆがんだ正義と言える。異質な者に対して排除するのは、ヘイトスピーチする連中と変わりない。ストレスたまってイライラしてるのは、わかるが方向が違うだろう。日本では権力者、政府には向かわない。アメリカでは、外出制限の解除を求めて議会にライフルを持った大衆が押し寄せる騒ぎがあった。日本とはかなり違う。戦わなければいけない相手は、安部政権なのだ。うっぷん晴らしに弱い者いじめをするのは、女性的であり、卑劣だ。今、日本人、日本に求められてるのは、国家の品格であり、国民の品格である。世界は、日本のコロナ危機を注視している。



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