選挙の効果

総選挙の意味

令和狂奏曲  バリケイト伊東

2019-04-02 10:00:44 | 政治
  新元号が令和に決まった。日本中で大騒ぎだ。テレビは朝から夜まで新元号のニュースを流し続けた。号外を路上で奪い合う様は、1億人の狂奏曲だ。元号が変わったぐらいでそんなにうれしいのか。日本人がオリンピックで金メダルを取ったような感じだ。日本人が月に到着したような喜び方だ。私にはこの喜びかたは理解できない。今の閉塞と虚構のクソ溜まりの日本で、元号の更新ぐらいしか、楽しい事がないのかもしれない。日本が右寄りのナショナリズムに感化されてるからと言って、騒ぎすぎる。新時代の扉を開けたところで、今、日本が抱えてる諸問題は何も解決しないのだ。いじめを受けてる人からしたら、何を騒いでるのだ、まったく関係のない話なのだ。介護や難病で苦しんでる家族からしたら、元号の更新なんて興味のない話であろう。安部達日本会議の連中からしたら、この演出は成功であろう。国民をいかに皇室に依存させるか、彼らは苦心している。彼らは、天皇を政治の中心にしたファシズム体制を復活させたいのであるから。路上で号外を奪い合う国民の多くは、特別、天皇大好きというわけでもなかろう。元号の更新を一種のイベントと思ってるのではないか。新しい時代になれば、何かいい事が起きるのではないか、期待半分であり、逆に何も変わらないという不安、絶望感なのだ。この騒ぎも後1週間ぐらいだ。そして、また多くの日本人は現実に引き戻される。詐欺、殺人、いじめ、虐待、格差などの多くの問題に直面するのだ。不安しかない日本の現実を味わうのだ。選定の際にも、安部にゴマするような有識者ばかりを集めて新元号を決めたのだ。最初から異論なんて出ないのだ。安部が気にいった元号は、最初から決まってるのだ。形だけの議論だ。天皇家の人間も本来参加させるべきだ。天皇が政治に関われないとはいえ、天皇家を無視して議論を進めるのは問題だ。安部は天皇の権威を利用したいだけなのだ。自分の政治的野心と権力を強めたいのだ。今の日本の虚構は、いずれ崩壊する。多くの日本人は、平和すぎて何が価値的なのか、無価値なのかわからなくなってる。崩壊した時、政治に目覚め真実がわかるだろう。その時には、真の政治家が出てくるだろう。新元号の更新ぐらいで大騒ぎしなくなる。

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