石破総理の所信表明にはがっかりした。総裁選前に言ってた政策の肝心な事は何も言わない。政治と金の改革についてはやる気がなさそうだ。裏金議員を公認する。比例代表との重複も認める。企業団体献金についても語らない。存続なのか。パーティーについても存続する気か。日米地位協定の改正についても語らない。裏金議員を公認しないなら、石破降ろしのクーデターが起こるとでも思ったったのか。金融課税も語らなかった。株の利益や配当にかかる税率を上げる法案だ。最低賃金1500円を2020年代に実現すると言った。これは評価できる。低所得者への支援を強化すると言った。これはいい。久しぶりに野党側からやじが激しく飛んだ。石破総理は改革のミサイルを飛ばさなかった。敵は野党よりむしろ与党の自民党なのだ。党内の石破反対派を気にしている。石破氏の気弱な一面が出ている。党内融和なんて幻想を抱いてはいけない。反対する議員は公認しない、刺客を送る位の事をしないと、政権は持たないぞ。小泉純一郎は構造改革を進めるために反対する議員の選挙区に刺客を送った。そして、小泉に反対する多くの議員が議席を失った。権力闘争は殺し合いの戦いなのだ。日本の戦国時代を見ればわかるだろう。今の永田町ではお互いに傷つけない、いたわりの風が吹いている。どいつもこいつも、なまくら野郎ばかりだ。石破氏はやさし過ぎる。権力者には怖さが必要だ。敵に対してはもっときつく対応しなければいけない。自民党石破反対派にもなめられ、野党にもなめられる。これでは政権は持たないぞ。石破氏がほかされていた時に抱いた様々な構想を実現するチャンスではないか。強く、厳しく、賢明に政治を進めなければいけない。石破さん、真面目過ぎる。もう少しずるくなったほうがいい。狸、きつね相手に正攻法では勝てないぞ。