人災 バリケイト伊東

　日本でのコロナウィルスによる感染者が７００人に迫ろうとしている。死者も３人出た。３人とも、８０歳を過ぎた高齢者だ。感染者数は、中国に次いで２番目の多さだ。クルーズ船内での感染者は６００人を超えてる。毎日、船内から感染者数が報告されてる。日本政府は、新しい感染症に対しての対策が後手だ。場当たり的な対策しか出来てない。国民の命を守る気はないようだ。ここまで感染者を増やしたのは、明らかに人災だ。３７００人もの人間が閉鎖的空間で生活するのだから、ウィルスの拡散は防ぎようがない。早い段階で６０歳以上の高齢者は船から降ろして、施設に隔離するべきであったのだ。乗員にも多くの感染者がいるだろう。すでに、体調が悪かったり、感染が確認された乗員は治療施設に移されてる。世界から非難が集まってる。日本政府の対策に見切りをつけて、アメリカ、韓国、オーストラリアは飛行機で自国民を帰国させた。カナダやイタリアも帰国させるつもりだ。日本から帰った外国人も国でまた、隔離の運命が待ち受けてる。クルーズの船旅の楽しい思い出が吹っ飛んでしまう。日本すごい国のほんとうの姿は、見かけ倒しだ。おそらく、今日も船内からも、市中からも感染者が報告されだろう。政府も、役人も、国民も、危機感がなさすぎる。テレビからはバラエティー番組が放送され、げらげらと笑ってる。不安だからエンターテインメントに依存するのかもしれない。楽しみは楽しみとして、それでいいのだが、日本国民はもう少し危機感を持ったほうがいい。身近な人が感染、発症して初めて危機感を覚えるだろう。政権の無能、無策でも、安部政権は４０％の支持率がある。日本の危機管理意識は、どうなってるか。危機管理だけでなく、日本ではすべてが虚構だ。うその上にうそを積み重ねた国はいずれ崩壊するだろう。このままなら日本は腐って消えるだけだ。人災を人災と感じてない人間が多すぎる。