選挙の効果

総選挙の意味

都議選結果 バリケイト伊東

2021-07-05 12:57:20 | 政治

 2021年の都議選が終わった。自民党は、33議席で第一党になったが、昔の勢いは消えた。自民党が支配する政府のコロナ対策の無能無策さや、オリンピックへの積極的関与が都民に嫌われたようだ。投票率42.9%では低すぎる。本当の民意が反映しているとは、言い難い。選挙当日が雨であったから低くなったのか、期日前投票は前回より増えた。前回みたいに都民ファースト旋風が吹かなかった。世間から注目を浴びる政治的風が吹かないと、投票率は高くならない。特に若者が選挙に行かない。未婚で生活がかかってないから政治には興味がない、おもしろい政治家がいない、いろいろ理由はあるだろうが、日本の政治活性は低すぎる。外国のような暴動が起きる選挙は、日本では起きない。国民の関心は、政治より芸能、食い物、美容が中心だ。政治を熱く語る若者など日本にはいない。なんだかんだ言っても、日本は平和だし、生活に満足している人間のほうが多いのだ。様々な世論調査が日本の生活実態を反映している。割といい国なのだ。日頃、日本を否定的にしか話さない私がこんな事を言うのは、以外と思うかもしれないが、日本いい国と認めざるを得ない。味方を変えれば、多くの日本人は、虚構を追わされてる。政治など一番虚構世界だ。最低賃金780円なんていう安い賃金で働かされても、文句を言う人間は少ない。2世議員だらけの国会でも、文句を言う国民は少ない。政治家が破格の給料をもらっても、文句を言う国民は少ない。総理大臣がうそ答弁を繰り返しても、マスコミは追及しない。日本の大手マスコミは、権力者に忖度しまくりだ。政治につきまとう虚構を追求するマスコミも、人間もいない。みんなで虚構に依存し、虚構の中に埋没していれば何が虚構なのかわからなくなる。日本はすごい国だと、自画自賛ナショナリズムに酔ってれば虚構の夢からさめなくなる。多くの日本人は、虚構の中で生まれ、虚構に依存して虚構の夢の中で死んでゆく。日本はいい国です。今夜もバラエティー番組を見てげらげら笑う。コロナが増え始めても、食事も満足に食べれない人間がいても、暴力に苦しむ人間がいても関係ないのだ。ストレス発散は、ねっとでの誹謗中傷。日本はいい国です。