選挙の効果

総選挙の意味

津久井やまゆり園

2018-05-07 12:17:04 | 社会
    津久井やまゆり園      バリケイト伊東                   今日は連休明けで職場で、学校でハワイに行った、グアムに行った、潮干狩りに行った等で盛り上がってるのではないか。人生、楽しい事ばかりではないのだ。今日、語る話は、私にとって最高につらく、二度と起こしてはいけない悲劇なのだ。今日より津久井やまゆり園の解体工事が始まる。解体せざるを得ないのだ。建物の損傷がひどいからでなく、関係者の心を建物自体が傷つけるからだ。惨劇の現場を見るだけで吐き気が出るような事件が起きたからだ。2016年の7月、リオでのオリンピック期間中に事件は起こた。元職員の男によって19人の障がい者がナイフで殺され、27人の職員と障がい者が重傷を負った。犯人の若い男は犯行後、すぐに逮捕された。犯行動機について男は、障がい者は生きるに値しない、死んだほうが幸福なのだと供述。ナチスの優生思想に影響されたよな事を言う。怒りがこみあげてくる。障がい者だって人間なのだ。人間としては平等なのだ。誰も好き好んで障害を持って生まれてきたわけではない。人生の途中でも誰でもが障害者になりうるのだ。犯人の発言は、人間に対しての人権とか、尊厳はまったく感じられない。よくもこんなヒットラーみたいな人間が、民主主義の国、日本に現れたかは不思議だ。しかし、この男の犯行は特異だが、日本の人権レベルは全体として低いと言わざるをえない。この事件でも被害者や被害者家族を中傷するような記事がネット上に見られてる。障がいのある入所者が社会に対して、なにか悪い事をしたのか。なにも悪い事はしてない。存在そのもが悪いのか。健常の人間も、障がいのある人間も同じ人間なのだ。体には赤い血が流れ、桜が咲けば春を感じ、ペットが死ねば悲しみ、おいしい食べ物を食べれば微笑む。人間として健常者と同じ感動を得てるのだ。裁判は未だ、始まらず拘留中だ。裁判の過程で真実が犯人の口から語られる日は遠い。犯人、ひとりを裁けばいいのではない。異常な人間の犯行で終わらせてはいけない。日本社会全体の人権意識が裁かれなければならない。なぜ、こんな殺人モンスターが誕生してくるのか。日本の過去から今までの人権侵害の歴史を検証しなければならない。今、問題の強制赴任や、朝鮮民族へのヘイトスピーチ、ハンセン病者のひどい扱い、従軍慰安婦問題、ブラック労働、アイヌ、、いじめ、LGBT、、パワハラ、セクハラ等、きりがない。山ほどの人権侵害が日本にはあるのだ。明日は我が身なのだ。あなたや、あなたの家族が友人が人権侵害をうけるかもしれないのだ。障がい者になって突然、社会に役に立たないから殺される人権のかけらも感じない行為を受けるかもしれないのだぞ。自分の問題としてとらえないと、問題は解決しない。亡くなられた19人の方のご冥福をいのります。