竪琴のブログです♪

竪琴(ライアー)は、癒しの音色が魅力の弦楽器。指の腹で弦をなでるように演奏します。

工房だより♪~花草さんより

2020-12-01 16:15:15 | 日記

お久しぶりです、花草さとみです。
工房便りがすっかりご無沙汰いたしまして…近況などご紹介したいと思います。

一つ前で安達先生がドングリ写真出していらっしゃったのできのこの写真でも…(笑)

このきのこが駐車場に10本以上生えていて凄い驚きました。
食べられるきのこだったのか何者なのか…ご存知の方いらっしゃったらコメントにお願いします。

さて箱型エッグを作ったあと、とても貴重なご依頼をいただきましてこの様なものを製作しました。

伊勢神宮の式年遷宮で出た宇治橋の一部だそうで材は欅かな、というお話でした。
アレコレ考え相談に乗っていただき模様を彫らせて頂きました(^^)
この模様は「つぼつぼ」という名前でお茶の世界では配置で裏千家、表千家など表すそうです。
今回は特に意味はなくお茶碗が楽しげに置かれたイメージで。

実際にはこの様なお茶席で結界として使われるそうです。
私の木工のお仕事第1号となりました。
ご依頼者さま貴重な経験させて頂き、素敵な写真もありがとうございました!
※※すみませんが、通常、このようなご依頼は受けておりません。

ちなみに欅という木は硬く丈夫な反面、反りやすいそうでかなり寝かせる必要があるとか。
今では高級な木で神社仏閣、太鼓などに使われるということです。
よく学校や公園、街路樹として生えてますね。

削るとこれまた香木のような独特の香りがあってありがたい良い香りでしたが、私は鼻水とくしゃみが止まらなくなりました(^^;)
工房ではそれぞれ苦手な木を皆さんご存知で、苦手な木がそれぞれに違うのも面白いです。
まぁただのアレルギー反応なのですが…ヒノキアレルギーとスギアレルギーの人がいるのと同じですね。
私は主にヒノキ花粉症派です。

木によってはほぼ誰でもアレルギー発症する木もありますよ。
私も最初は良かったけどすぐにダメになりました(笑)
木製品を普通に使うぶんには大丈夫ですが加工する時には粉が出るのでそれが原因です。
マスク必須です。

ではでは、今回はこの辺で!


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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (安達)
2020-12-01 16:50:18
随分大きそうなキノコですが10本とはまたビックリですね。。
製作、お疲れさまでした。曲線で半円みたいな形をくり抜く繊細な作業だったことと思いますが、アレルギーが出たとは、それも大変でしたね汗。
模様の名前「つぼつぼ」、最初依頼者さんがつけた呼び名かと思いましたが正式名称でしたね笑。綺麗に仕上がって依頼者さん喜んでみえましたねー!
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Unknown (花草さとみ)
2020-12-01 22:02:47
先生、ありがとうございます。
図鑑に載っていそうな立派なキノコでした! 今年は雨の量がちょうど良かったのですかね〜。
欅の木は馴染みがあるけど木材は初めてだし、お茶も全く知らないので色々知識が増えて楽しかったです。
遷宮での古材を使ったお茶席だなんて歴史とありがたみが感じられてとても素敵ですよね。
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Unknown (つるた)
2020-12-03 23:08:03
素敵な作品ですね!
材料が1点ものですと緊張しませんか?
そもそも木材はどれも貴重なものだから余り変わらないですかね…

日本語は繰り返しの音が好きですよね
やわやわ→おはぎ
かうかう→香の物
とか。
ちょっと可愛らしい( *´艸`)
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Unknown (花草さとみ)
2020-12-04 00:10:06
つるたさん、コメントありがとうございます!
掘る時は型を作ってから掘るので緊張しなくて大丈夫なんですよ♪ 心配ごとや曖昧なことは無くしてから製作に入るので一点物という緊張感はないです。
寸法や直線を正確に出す作業とか特に気を使いますけど緊張とは違うし…言われてみると製作で緊張したことはあまりなかったかもしれない…面白いですね。

おはぎの事をやわやわ…美味しそうだし心がほぐれますね! 2回繰り返す語呂の良さ、なるほどです。 つぼつぼは壺ではなくて茶碗というところが少し謎。昔は総じて壺とも呼んでいたのでしょうか?(^^)
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Unknown (安達)
2020-12-04 00:20:08
貴重な木材の加工でドキドキしそうと私も思いました笑。間仕切りの役割を担うものだったのですね。
お茶のお点前は私分からないのですが、、一つ一つの動作の流れが自然になっていくようにおけいこを重ねて無駄のない美しい所作を習得するというのは、音楽の流れを作っていくのと似てるかもと思ったりします。お茶のこと殆ど知らずに言ってますけど^^;
つぼつぼ、壺っぽい茶碗?総じて壺…。意外な語源があるかも知れないですね。
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Unknown (花草さとみ)
2020-12-04 10:58:57
お茶の世界は私もとても興味はあれど縁がなく…庭園などで気楽に頂く程度ですが、気持ちがスッキリしてリフレッシュできますね。
無駄のない、自然な流れ…とても共感するとともに、そこが難しいのよね、という感想(^^;)
恐ろしいことに自分の不自然さも回数を重ねるとそれが自然にもなってしまい…違和感の所在が分からぬままこんなもんかな?と思ってしまいます。

そして不思議と考えていることが音にも現れてしまうのは面白くもあり、辛いところでもあり。それは特に生徒さんを見ていると感じることで、自分の音楽もやはり曖昧なまま弾いていてはいけないなと痛感したりします。

言葉あそびは知的で面白いですよね。方言とかも語源を知ると納得できたりして。お椀はわんわん…ちょっと違うか〜(^^;)
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Unknown (みちこ)
2020-12-04 20:45:46
欅の木目と「つぼつぼ」の調和がとても美しいですね。

結界とは聖なる場所と、俗なる場所とを分ける境目のこと。伊勢神宮の式年遷宮で出た宇治橋の一部で結界を作る作業。それが木工のお仕事第一号なんてすごい!!
神がかりですね。
花草さんのこれからがたのしみになるような素晴らしことですね。

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Unknown (花草さとみ)
2020-12-04 22:38:38
みちこさん、こんにちは。
宇治橋も結界のひとつ…そうですね!そこには気がついていませんでした。演奏することもまた、聞く人を別の世界へ誘う行為だし繋がっていますね。
とても素敵な気付きをありがとうございます。こういった偶然の繋がりってとても嬉しいです。

依頼者さまも貴重な物なのに「失敗したらおっきなお月さまにしてくれたらいいよ!」と冗談まじりに応援して下さいました。幸いにもセーフ!笑

初仕事として仕事をまわしてご指導下さった工房にも感謝ですし、、、改めて多くのご縁をありがたく感じます。
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Unknown (安達)
2020-12-05 15:36:28
宇治橋と結界…なるほど。改めて花草さん、人生においても本当に貴重な体験だったのですね。そして演奏もという話も確かに…。繋がる=橋ともイメージ出来ますし、道子さんのお名前にも橋、がつきますね!

自然さというのが難しいのは良く分かります。…私はさりげなくを最近目指していますが、さりげなくというのは自然体と近いものがあります。ただ曲の性格にもよるだろうし、全く同じものではないのかな。。しっくりくるとか違和感ない状態というのは、確かに経験で定着してしまうこともある気がしますね。そして個々の感覚も関わるものであり。自然体は無意識と言ってしまうのも違うかな、、
テーマにするのも難しい問題ですね。

花草さん、YouTubeに新しい動画アップされてましたね。聴かせて頂きましたが、さりげなく美しく、繊細で素敵でしたよ♪こちらで是非紹介させて下さいね。

https://youtu.be/nFq56LeIK3M
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Unknown (ちよひこ)
2020-12-05 22:08:34
わ〜!
乗り遅れてしまいましたが、とっても素敵なお仕事第一号ですね⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
私、地元がわりと伊勢に近いのでなんだかほっこりな話題です!
みなさんのコメントも相変わらず興味深いです〜!

それはそうと、工房の方のアレルギー…花粉症とかと同じで、接する機会が多いとキャパオーバーで発症するんでしょうね(›´A`‹ )
私の働いていたお店のシェフもパティシエなのに小麦粉アレルギーだったり、パン職人さんは粉アレルギーの人が多かったり…!
ある意味その材料との歴史かもその人との歴史かもしれないですね♪
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