ニライカナイへの憧れ

沖縄への思いを自分なりに綴った日記

ヘダタリ。

2010-02-27 | 問題
今回の旅でも色々な事を感じました。

阿嘉島から泊港へ帰ってくると、1本のペットボトルがプカプカ。
クジラが誤って飲み込みやしないかと心配になりました。

島で読んだ本には、沢山の魚を食べるクジラは
多量の有害物質を蓄積してしまっていると書かれていました。
海には水を浄化する力があるけれど、プラスチック類や工場から出た排水などの
汚染物質は消えることはなく。
人が自分勝手に流したゴミは、海の生物を確実に苦しめているのですね。
海が口を利けたら何て言っているだろう・・・。


島で食事をお世話になったお店の方は話を聞くとナイチャーでした。
ダイビングショップも併設されていて、潜るのにいいポイントを教えてもらいましたが。
そこは以前TVで見た、仲間由紀恵さんと地元の小学生達がサンゴの移植をしていたビーチ。
「最近はサンゴも戻って来て、あそこはいいポイントですよ」と。
は?まだ人に紹介するのは早いのでは??
守っていかなければいけない時期だと、私は思うのですがね・・・。


空港食堂で食事をしていた際、TVでは稲嶺名護市長当選のニュースが流れていました。
ここでこのニュースを見ていた県外の人間はきっと私達だけ。
なんとなく肩身の狭い思いがしました。
私は前回の衆議院選挙で沖縄の事だけを考えて、福島さんに頑張って欲しいと願い
1票を投じました。
この1票じゃ何も変わらないかもしれないけれど・・・と思いながらも。
沖縄県内が「基地NO」としても、最終的に決めるのはナイチャー?
私もナイチャー。
それがとても苦しいのです。

ガンガラーの谷で「港川人がもしかしたら日本人のルーツかもしれない」と知った時
何とも言えないほど、胸が熱くなりました。
沖縄から本土に渡った人が日本人のルーツだとわかれば、今の沖縄と本土の関係を
変えられるかもしれない、と単純に思ったのです。
遠い遠い昔の事だけど、本土の人にとって沖縄が故郷だとすれば
苦しんでいる沖縄を放っておくことは出来ないはずです。
(時間が経ち過ぎた今となってはそれも無理なのか・・・・?)


米国も、国家としては嫌いです。
でも好きな音楽やファッションなどアメリカの物が正直多いです。
自分がやってるバレーボールだってアメリカが発祥だし。
(まぁ9人制は日本だけど。。。)
近い存在だからこそ、影響される事も多々あるわけで。
いい物やいい事はどんどんお互いに受け入れていけばいいけど
ダメなものはダメ!とやっぱり日本は言うべきでは?
本当の友達だったらお互いの悪いとこも言いあって認め合ってこそ
初めて信頼関係が築けると思うのですが。
人をひき殺しておいて「気付きませんでした~」じゃないでしょ!?
そんなのダメに決まってんじゃんっ!!


戦争で犠牲になった何の罪もない沖縄にまた新たに基地を移設しようなんて
無神経にもほどがあります。
アメリカやナイチャーの都合で基地問題を進めないで欲しいです。
沖縄へ行った時に感じる隔たりを、これ以上増やさないで欲しい。。。

私は沖縄から沢山の事を学び、様々な物事を得られるけど
沖縄の方からすると本土から得られるものなんて何もないんだろうなって・・・。


海から生まれた私達。
沖縄から渡ってきたかもしれない私達。
なんでもっと単純に、大切に出来ないんだろう・・・。