ニライカナイへの憧れ

沖縄への思いを自分なりに綴った日記

『時空を超えた旅~ガンガラーの谷後編~』

2010-02-02 | 旅の思い出
『ガンガラーの谷』の事を、同行した先輩は年代のせいでしょうね。

「どうしても『ガンガーラ』と言っちゃう」と言っていました。
ゴダイゴかっ!




出発地点の鍾乳洞を抜け、表へ出ると原始的な植物が生い茂っています。
数千年前にタイムスリップしたかのよう・・・。

この「ガンガラーの谷」。
30年程前にすでにオープンする計画があったそうなのですが
川の水質汚染が原因で中止されていたのだそうです。

その頃造った東屋の屋根に植物が育っていました。
(なんて植物だったっけな・・・)




いとまんちゅのガイドさんの説明は楽しく、とても勉強になります。
「へ~」とか「ほ~」とか言いながら興味深いお話に
ワクワクしながら進んで行きます。

ガイドさんが突然「ガジュマルが歩くのを知っていますか?」と質問してきました。
みんな「ハテ?この人何言っているのか??」という表情。




見る場所によって「歩」って漢字に見えるのか?とか
なぞなぞ的な質問かと思っていましたが。。。

枝から垂れ下がった気根が地面に着くと、そこから幹が太くなり
↑↑の写真で説明するならば左から右へ数年かけて
ガジュマルが「歩く」のだそうですよ。

すごい!!
数年後に少し歩いたこの木をまた見に来たいものです。


心が動きっ放しです

先へ進むと、このツアーのポイントのひとつでもある
「イナグ洞」と「イキガ洞」へ。

「イナグ洞」は昔から安産と良縁を願って祈りを捧げてきた場所で
穴が深いのでこのツアーで中に入ることは出来ないのですが
表に写真が用意されていました。

「母神」と言われる理由が分かりました。

何故自然に出来た鍾乳石なのにこんな形になったんだろう・・・って。
あ、字にしてみて納得!だから鍾「乳」石なのか
2つの女性の象徴が祀られていました。


とすると・・・。次の「イキガ洞」は・・・。想像つきますね・・・。

暗い洞窟へ向かうのですが懐中電灯ではなく、ランプなのが素敵



真っ暗の中ランプを照らすと・・・。

こっ!これですか!
なんて立派な!?

「こちらを触ってすぐに子供を授かったお客さんがいらっしゃいました」と。

一応とっても綺麗に写真が撮れていたのですが・・・。
神様にモザイクをかけるわけにはいかないので
ご自分の目で確かめるのが一番です!!

自然に出来たものだと考えられないほど。
まさに神の創造物。




そしていよいよ楽しみにしていた「ウフシュガジュマル」のあるポイントへ。

神秘的な空気が漂います。


言葉にならなかったですね・・・。

生命力に溢れた力強いガジュマルが
私達を待っていたかのように、静かに佇んでいました。

神々しいです。



どんなに引きで撮ってもカメラに収まり切れない大きさ。

目に見えない何かを感じます。
足が固まったようにこの場所から動けなくなりました。

とはいえ、ツアーは続くので。
後ろ髪ひかれながらウフシュガジュマルとさようなら。。。


このツアーの最終地点「武芸洞」へと向います。

こちらの「武芸洞」では2008年に石の棺に入った人骨が出てきたそうです。
約3000年前の石の棺が地表面のすぐ下から発見されたのだとか。

全身の骨が綺麗に発掘されたのは数千年もの間
ここの環境が変わっていないから・・・。

日本人のルーツともいわれている港川人が
ここで生活していた可能性が高いのだそうです!!
6000年前から人々の生活の場所として利用されていたことが
明らかになっており、まだまだこれからも発掘調査が進められるそうです。

そんな貴重な場所に今自分が居る。。。
ロマンですね。

港川人がここ沖縄から日本へ北上し子孫を繁栄させたとするならば
私のルーツも港川人の可能性がある訳で。
だから故郷に帰るように、何度も沖縄を訪ねてしまうのではないかと
勝手に想像を膨らませてしまいました




タイミングが良ければツアー中に「大発見!!」に立ち会う事が出来るとの事。

料金にして¥2.000、時間にして1時間20分のツアーですが
それ以上のものが必ず得られます

大変内容の濃い「時空を超えた旅」でした。


次回。
  『感動体験沖縄~闘牛×エイサー夢のコラボ~!!』へつづく。。。