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ミプロセミナー

2010年08月22日 | お仕事(Business)
8/20(金)

朝から経済産業省へ向かいワシントン条約関連の輸出案件について

仕事を済ませた後、池袋へ移動しワールドインポートマートビル内のミプロのセミナーへ

出席しました。

池袋は平日なのにとにかくすごい人、人。夏休みだからか多くの若者たちが

街に溢れ昼食にと入ったファミレスも私が出る時間には大行列。

エレベーター待ちも高層階へ行く人たちで大行列でせっかちな私は

エスカレーターを探してとことこ移動。

ミプロとは対日貿易投資交流促進協会のことである。

ここでは貿易に関する起業についての相談や輸入ビジネスの支援、開発途上国支援等を

行っている。

JETRO等ともリンクしており実際に事務所へ行ってみると相談コーナー等も設けてある。

今回はフェアトレードに関するセミナー。

正直フェアトレードの実務的な内容ではなく途上国との今後の関わり方や経済事情等を

期待していったのだが2名の女性の社長からのフェアトレードに関する説明のみに終始する

内容だった。

しかし、二人目のネパリ・バザーロ代表の土屋春代さんの話は非常に心打つものだった。

というのは彼女は35歳まで普通の主婦として子供を育ててきたがふと振り返ったときに

学生時代に開発途上国支援などに関わってきた純粋な気持ちを忘れ日々の生活に埋没していた。

自分がその気持ちを忘れている間にも途上国では政治が混乱し内戦が起こり

多くの命が失われていた。


「いつか、いつか、と言っていてもそのいつかは来ない」


と彼女は言っていた。

何かを感じたならば、立ちあがるのだ。決断しなくては、行動しなくては何も変わらない。

そして彼女は立ちあがったのだ。話を聞くなかでもそのビジネスを成功に導くのに

いかに大変な、そして沢山の危険と遭遇しただろう。

(ネパールで)機械をいざ導入しても電気がない、電気をひいたものの、電柱がない。

計画停電で16時間電気が使えない。

水もないから染色も出来ない。

直線という概念がなく、まず直線とは何かを教えなくてはならないと聞いた時には

びっくりした。

海外へ行くといかに自分が常識と思っていることがちっぽけな価値観かと思わされることが

あるが本当に世の中にはまだまだ自分が想像だにしない価値観でももって生活している

人たちは世界中のありとあらゆるところにいるんだろう。


「いつか、いつか、と言っていてもそのいつかは来ない。」


この言葉は忘れないだろう。